【パトカーランプ色】青と赤の意味とは?ついてないとき・点灯・点滅のみだけはどういうときで正式名称は何??

ランプ

パトカーのランプの色はたいてい赤色ですが、たまに青色のランプを付けている車輌がありますよね。

アメリカなどの海外ドラマや、映画などで見るパトカーのランプもは青色のものが多いように思います。

この赤色と青色の意味の違いは何なのでしょうか?

また、パトカーですが、たまにサイレンの音をならさずに点灯・点滅のみだけさせて走っている時がありますね。

この音を鳴らさないで点灯・点滅させるのは音を鳴らす場合と何が違うのでしょうか?

音がなく、ランプがついていないときにも意味がありそうです。

これらのパトカーのランプについてのなぜや名称についてまとめてみました。

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1.パトカーのランプの名称

パトカーのランプですが、一般的にパトランプ、赤色灯、回転灯と呼ばれています。

パトライトと呼ぶこともあります。

パトライトはパトカーのランプを作製している会社名でもあり、商標登録されている名称でもあります。

ちなみにパトカーのランプは主に2社のみがシェアを占めており、さきほどのパトライト社と小糸製作所になります。

またパトライト社や小糸製作所において、白黒のパトカーなどに使うランプの商品名称は「散光式警光灯」となっています。

白黒のパトカーと覆面のパトカーでは使用するパトカーのランプ名称は異なります。

白黒の方は上記で紹介した「散光式警光灯」となり、覆面の方は「通常回転灯」と呼びます。

「散光式警光灯」はその言葉の意味の通り、光を散らすことも目的としております。

これは見回りなどを行う際に、周囲に知らせることが大切だからになります。

2.パトカーのランプ色の違い

パトカーのランプの色ですが、赤色のものをよく見かけますが、たまに青色のものを見かけます。

また、海外のパトカーのランプは青のものが多いイメージがあります。

これらの違いは下記になります。

2-1.赤いランプ

基本的に警察車両のパトカーのランプの色は赤色と決まっております。

これは道路交通法で決まっております。

赤色は人の目を引く色だからだとされております。

このことから、一般車両のブレーキランプなども赤色にされています。

2-2.青いランプ

●警護車両

基本的に警察車両のパトカーのランプは赤色だとご説明しましたが、例外もあります。

警護車両になります。

皇族などの要人が移動する際に複数のパトカーが出動することがあります。

この際、パトカーの先頭を分かりやすくするために、青色のランプを用いたパトカーを走らせることがあります。

●自主防犯活動用車両

警察のパトカー車両ではないのですが、青色のランプを付けた車両がたまに走っています。

この車両はパトロール活動を警察署に認められた団体になり、青色のランプを付けて防犯活動を行います。

また、パトカーと違い、緊急車両ではないので、サイレンの音を鳴らすことは出来ず緊急走行は出来ません。

防犯車両もパトカーと同じように白と黒のデザインになっていますが、この意味は犯罪者がパトカーと見間違えてドキッとするという効果を含んでいるからになります。

色の意味が浸透してしまうと、効果が薄れてしまいそうですよね。。。

意味

2-3.海外のパトカーのランプの色

アメリカやヨーロッパの映画などを見ると、日本のように赤色のものでなく青色のランプのパトカーをよく見かけますよね。

これらは法律の違いから起きていることになります。

日本の場合は、赤色の方が人の目を引くという点が元になっていますが、それが海外になると青の方が目立つという理由をもとに法律が作られていたりします。

例えば下記の意味が理由です。

  • ブレーキが赤色なので、青色の方が人の目を引く

  • 自然界には、青色に光る物が少ないので目立つ

点灯

3.パトカーのランプの動作の違いによる意味

パトカーのランプですが、サイレンを鳴らして点灯・点滅させて走っているときと、サイレンの音を消して点灯・点滅のみだけさせているときがありますよね。

このランプの動作の違いの意味は下記のような理由になります。

3-1.音+ランプの点灯・点滅

これは緊急走行になり、犯罪の取り締まりなどの緊急の用務を必要とする場合に行う動作になります。

この動きのパトカーには道をゆずる必要があります。

3-2.音がなく、ランプの点灯・点滅のみだけ

●防犯が目的

これは防犯の効果を狙って行っています。

交通違反や犯罪の抑止が目的です。

消防車や、救急車も用事が済めば、防犯を目的とし、この動きを行うことがあります。

●速度違反の取締

通常、緊急走行する場合は、サイレンの音を鳴らしますが、速度違反の車両を取り締まる際は、パトカーのサイレンの音を鳴らす必要が無いこともあります。

道路交通法で下記の様な内容があります。

「警察用自動車が速度違反をしている車両、路面電車を取り締まる場合、特に必要があると認めるときは、サイレンを鳴らす必要はない。」

音

3-3.ランプを点灯・点滅させない場合

ランプがついてない場合は下記の様なときなどになります。

不審者の取締などで、パトカーの存在をしらせずにパトロールする場合

  • 夜間の補導
  • 警察署や交番間の移動
  • ガソリンを入れるとき

4.まとめ

海外ドラマを見ていて、パトカーのランプの色に違いがあることが気になったのですが、このような意味があるのは知りませんでした。

点灯・点滅のみだけでなく、ランプがついてないときにも意味をもった業務があることもわかりました。

今後、パトカーを見かけた際はパトカーのランプに注目してみようと思います。

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