【介護福祉士の勉強の仕方】試験に合格するにはこのやり方!

試験

介護の仕事をしているなら、絶対取りたい介護福祉士。

でも、最近は「社会福祉士及び介護福祉士法」が改正になり、「介護実務者研修」を受講してからではないと介護福祉士の受験ができなくなってしまいました。

もともとは「筆記試験+実技試験」か「実技試験が免除+介護福祉士の筆記試験」で受験し、福祉の試験では「難関試験」でしたが、2015年度の試験からは、「介護実務者研修」を受けてからではないと介護福祉士の受験はできなくなるという移行期間に入っていて、2016年1月に行われた試験では受験者が、約15万人。

合格者は約7.6万人と平年並みの受験者数で合格者は57.9%だったのに対し、実務者研修を使ったルートで受験した2017年1月の試験では、受験者が半分の7.6万人、合格者は、約5.5万人と合格率は、約70%と大幅に受験者が減少し、しっかりと勉強すればだれでも合格できるという試験にレベルダウンしました。

これから介護福祉士の試験合格を目指している方には有利な状況になっています。

今回は介護福祉士とはどういう資格かや、試験に合格するにはどのような勉強の仕方をするべきかについてご紹介いたします。

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【1.介護福祉士とは?】

昭和62年に成立した「社会福祉士及び介護福祉士法」に基づいてできた、介護に特化した国家資格のことで、平成28年12月現在の保有者数は、全国で149万人。

このうち筆記試験ルートで保有している介護福祉士は110万人と最も多いです。

私は平成26年に介護福祉士は取得した110万人のひとりで、2回目の試験で合格しています。

主に介護を常時必要としている高齢者や障害者の身の回りの介護や家族に対する介護に必要なアドバイスをするなど、幅広い業務を担当します。

介護福祉士はそういう意味ではとてもやりがいのある資格でもあります。

1-1.受験方法

介護職として指定された施設や事業所で、3年以上の実務経験(1095日以上)かつ540日の従業日数があり、介護実務者研修を修了していることが受験の条件になります。

ここはとっても大事なことです。

従業日数は常勤・非常勤は問わず1日とカウントされ、トータルして介護福祉士の受験条件を達していれば受験資格は大丈夫です。

指定された施設とは、主に特別養護老人ホーム、介護老人保健施設に代表される介護保険施設や障害者施設のことです。

指定された事業所とは、主に在宅介護支援センターで訪問介護に携わっている方の事です。

1-2.受験資格の介護実務者研修とは?

介護福祉士試験の受験資格となる資格で、介護福祉士に合格するにはまず介護実務者研修を受講する必要があります。

受講期間はスクールによって異なります。

実務者研修は講習の修了後、そのまま資格として活用することができるため、給料もそれなりアップできますが、介護報酬上では減算対象になります。

職場の資格手当にも反映はでき、施設によってはかなりの金額を出してもらえますが、介護福祉士に比べるとまだ、低い金額です。

給料アップを狙うなら、実務者研修だけでなく、介護福祉士の資格を目指すべきでしょう。

1-3.申込み方法

初めて受験する方は、社会福祉振興・試験センターから受験の手引きを取り寄せ、「実務経験証明書」を必要な分を用意し、勤務していた又は勤務している施設や事業所で、記入してもらいます。

原本は1枚しかないので、複数の施設や事業所でもらう場合はコピーして提出します。

事務所の方も忙しいので、退職済みの施設や事業所でもらう場合は、一言添えるなり、電話を入れるなりしておきましょう。

私は全部郵送して記入してもらう書類を送りましたが、怒られた施設もありました。

【2.介護福祉士試験までの勉強の仕方】

勉強の仕方はだいたい2つに分けられます。

過去問重視か様々な問題を解くのを重視かの2パターンです。

過去問だけで合格した人、問題集を集中的に解いて合格した人・・・それぞれです。

私は後者を選びました。

どのような勉強の仕方がベストなのかについて紹介したいと思います。

2-1.過去問は1年分を解く

初めて受験する方は、もう1年分のほうがよいかもしれませんが、経験者としては過去問は必要ないと思います。

これは私の場合ですが、過去問は平成24年度の介護福祉士問題を社会福祉振興・試験センターからダウンロードし、公式解答で採点しました。

2年目の場合は、試験問題を取っておき、過去問の解説集を購入して、「どうして間違ったのか?」について解説(私の場合は言い分と呼んでいました)を、試験問題の五択のすべてに解説を書き込んでいき、それを全部覚えました。

過去問に関して述べるなら、必ずしも過去問通りに試験傾向が一緒かというと、実はそうでもなさそうなのです。

例えば、平成25年の問2では、ハンセン病についての問題が出ました。

ハンセン病についての知識や歴史がわかる人はいなかったと思います。

私の場合は、試験を受験した年に息子が「ハンセン病」についての研究をしていたので、運よく解答は「〇」でした。

これは本当にたまたま運が良かったと言えます。

このような経験から考えると、合格するにはまずは1年ないし2年分の過去問だけをちょっとさわりでやってみて、新しいテキストが出る頃まで続けたら次のステップに入っていくとい方法が良いと思います。

2-2.模擬問題で新しい知識を吸収

新しい年度のテキストや問題集が出回りだしたら、いよいよ本格的にお勉強スタートです。

ここからは「模擬問題集」や「頻出問題集」などポイントがまとまられている問題集を繰り返し、解いていきましょう。

テキストはポイントがよくまとめられているものがよいでしょう。

また、社会福祉に関する科目などは毎年制度が変わっているので、社会福祉六法を買って、法令を確認しておきましょう。

問題集は繰り返し使うことになるので、書き込みは厳禁!

正解できる問題はどんどん消去法を使って、削っていき、最終的にはすべての問題が「〇」になるまで頑張りましょう。

2-3.予想問題と模擬試験で実力確認

秋ごろになると、様々な模擬試験が実施されることがあります。

在宅で受験するタイプや、緊張感を味わうため会場受験されるタイプと選択できるので、都合に合わせて受験することができます。

私はそこで使った問題を繰り返しやりました。

それをやりながら、予想問題集をプラスでやりました。

これで一気に実力がついたので、1回目の受験よりも2回目のほうがはるかに点数を80点以上に超えることができました。

2-4.直前期は一問一答形式の問題集のみ

直前期に当たる12月は、一問一答形式の問題集しかやりませんでした。

ipod Touchに中央法規のアプリを入れ、それを解くという勉強の仕方を行いました。

ここが弱いとかここが強いとか出てきて、テキストやその他の問題集に手を付けたくなるかもしれませんが、もうここは戻らず、一問一答形式の問題集で解決できるレベルにしておきましょう。

以上、体験に基づいた介護福祉士の勉強法についてまとめてみましたが、参考になりましたでしょうか?

これらの方法は、介護福祉士試験に合格するにはおすすめの勉強の仕方だと思いますので、ぜひ試してみてください。

【3.介護福祉士試験が招いたメリット・デメリット】

介護福祉士になることが目標という方は多いんです。

すごく多いんです。

でも、担い手がいない!!これはどういうことなんでしょうか?

ここでは、介護福祉士試験が招いたメリット・デメリットについて考えてみたいと思います。

<メリット1> 給料に反映されます!

介護福祉士を合格したら、もちろん給料に反映されますよね?という疑問があると思います。

もちろんされます。

資格手当が支給されるところは金額に差があります。

私は、最大で2万円もらっていたときがあります。

施設よって大きく違うので、介護福祉士を取ったら事務の方に聞いてみましょう。

<メリット2> 管理職として仕事の幅が広がる

これは東京都でのお話なので、詳しくは都道府県にお伺いを立てていただけるといいのですが、たとえば、ユニット型特別養護老人ホームで勤務が決まると、ユニットリーダー研修といって、ユニットリーダーへの道を歩むことができます。

または1年以上かつ180日以上働くと生活相談員として働くことという手もあります。

在宅介護希望の方であれば、サービス提供責任者という道もあります。

在宅で過ごしている高齢者や障害者の介護に関してヘルパーさんの派遣先を決めたり、ケアプラン通りに介護業務が行われているか、または家族からのクレーム対応やケアマネさんとの連絡調整などをするお仕事です。

今まで、普通の介護職で働いていた方が、ポーンと転職していくところがサービス提供責任者だったという介護福祉士もいます。

メリットを大きくまとめると、一般の介護職(介護職員初任者研修)と違って、国家資格なので、一気に仕事の幅が広がるという事です。

でも、介護福祉士試験が招いてしまったデメリットもあります。

<デメリット1> 受験資格の実務者研修が取得しづらい

介護福祉士を取るための登竜門として、2015年からスタートしている「介護職員実務者研修」。

先ほど、お話しした通り、「3年以上の実務経験に540日以上の就業日数が必要」という条件を満たした人だけが受けられるこの研修は、お金がかかるんです。

学校と資格によって値段もかわりますが、だいたい8万円から10万円ぐらいかかります。

他の福祉の資格に比べて、ずば抜けて必要な金額が高い介護福祉士という資格。

それだけの「プロ」を養成したいという国の考え方でもありますが、皆さんもご存じのとおり、介護の仕事はとても給料が安いというのが現実です。

そのため、受講料が捻出できないという問題が発生して、介護福祉士試験の条件に満たしているにもかかわらず受講できないという現実があるのです。

<デメリット2> 実務者研修修了が「資格化」されている

実務者研修を介護福祉士を目指して、勉強することは悪いことではないです。

しかし、国や都道府県が、実務者研修修了しているというだけで「資格」と認めてしまってるので、介護福祉士の受験をしないという現象が起きてしまっているのです。

最初にもお話しした通り、2016年1月の受験者の15万人に対し、2017年1月に受験した人数は7万人。

合格者は2016年1月の7.6万人に対し2017年の合格者は5.5万人と大きく激減していました。

なぜ、そういう事態になったか?というと、最初にお話しした「経済力」と「実務者研修を資格化」してしまったということに問題があり、「介護福祉士試験はいつでも受けられる」という、「余裕」を与えてしまったことに問題があるのです。

実務者研修は、「介護福祉士試験の登竜門」であり、決して「資格」ではございません。

介護福祉士という国家資格を取ってこそ「胸を張って介護のプロ」と呼べるのです。

デメリットは、大きくまとめると、「お金がかかる」ということと無意味な「資格」として認められてしまっていることです。

これから「団塊の世代」が後期高齢者になるにあたり、介護職員の不足が大きく取り出されていますが、それだけに見合った給料をもらえてないからこそ、介護福祉士を取得しても仕事をしないいわゆる「潜在介護福祉士」があとをたたないという現実をもっと知ってもらいたいと思います。

ここまで「介護福祉士」の資格の勉強の仕方や介護福祉士の試験についてまとめてきましたが、参考になりましたでしょうか?

気分を変えて、後半は介護福祉士試験を突破したら・・・ということについてお話ししたいと思います。

【4.介護福祉士試験に合格したら??】

苦労して勉強してみごとに合格した「介護福祉士」。

さて、合格してからどんなことをすればいいのかについてお話ししたいと思います

介護福祉士試験を見事に合格したら、厚生労働大臣に個人情報を登録しないといけません。

それで初めて「介護福祉士」として名乗ることができます。

(合格通知書だけではまだ、介護福祉士になったということにはなりませんのでご注意を・・・)

名前、生年月日、登録地などを記入して9,600円を登録料として一緒に申請・支払いをして手続きをします。

4-1.勤務先に連絡して、「給料アップ!」

合格したことを勤務先である施設や事業所に報告して、資格手当で給料をアップさせましょう。

資格手当は施設や事業所によって異なりますが、

東京都の場合だとだいたい1万円から2万円といったところでしょう。もちろん次の4月の昇給でも反映されることでしょう。

4-2.転職をする

介護福祉士を取得すると、途端に転職する方が後を絶ちません。

ちょっとブルーなお話になってしまいますが、これも介護業界の現実。

東京都でいうと、だいたい経験年数が10年で介護福祉士を取得している人で平均の給料は24万から25万です(諸手当・税込み)。

それ以上を狙ってサービス提供責任者に落ち着いたり、別の施設へ行く人もいます。

最近は年数と学歴、資格などで給料を設定している施設が多くあり、古い施設になればなるほど、その金額ははるかに高くなっており、30万を超えるケースもあるようです。

介護福祉士を取得して、気持ちも新たにしたいという考えを持っている方はたくさんいると思います。

皆さんが介護福祉士を取得してどうしたいかを考えるのは、勉強しながら考えていけばいいと思います。

【5.介護福祉士が使える職場って?】

ずっとお話してきましたが、介護福祉士を取得すると仕事の幅がうんと広がります。

どんな職場に行きたいか決めるのは、皆さん次第ですが、ここはおすすめというところを紹介したいと思います。

5-1.ユニット型特別養護老人ホーム

今や大人気と言っていいほど、入居者が多いのが「ユニット型特養」呼ばれる「新型特養」。

従来型の特養は4人部屋といった多床室と呼ばれているカーテン1枚と家具がおかれただけの病院タイプの特養がメジャーでした。

しかし、ユニット型は、完全個室で1ユニット10名で介護職員が1人に対し、2名の入居者様を見るという手厚さ。

入居者様の状態に合わせて食事や入浴、排せつといったいわゆる「三大介護」ができるほか、何といっても個室のため、生活に必要な家具やテレビなどは自分の家にあったものを持ってくることができるのです。

中には冷蔵庫やパソコンを持ち込んでる方もいましたね。

さらに、「個別ケア」重視の介護施設になりますので、ケアプランの変更や相談員やケアマネ、ナースと連携を組んで仕事ができるので、介護福祉士を持っていると、試験勉強で出た内容がそのまま生かせるのです。

そのため、介護福祉士がユニットリーダーになって、ユニットを運営しながら、他の介護職のスキルアップを助けたり、相談したりすることができるので、とてもやりがいを感じる施設でもあるのです。

知っておいてもらいたいのは特養の入居者は要介護度が「3」以上になるので、注意しましょう。

5-2.有料老人ホーム

有料老人ホームには、住宅型、介護型といろいろと種類がありますが、ここでは介護付き有料老人ホームについて触れたいと思います。

介護付き有料老人ホームは、特養が要介護「3」以上になっていますが、有料老人ホームは、要介護1から入居可能です。

部屋を賃貸契約で結ぶか買い取りで契約するかについて相談員と打ち合わせし、家賃と入居一時金(現在は家賃の上に上乗せされている)と介護費用を毎月、支払いをするというシステムです。

特養に入居できない高齢者が「待機」で入居しているケースもあるようです。

介護の知識も特養や老健に比べると、比較的薄い感じもするので、介護福祉士が有料老人ホームで働くことで、周りに知識について伝えたり、相談をすることも可能になります。

有料老人ホームに入居している入居者さんは、特養、老健よりも接遇に厳しいところもありますので、基本的なビジネスマナーや話し方などに注意することが多いです。

5-3. サービス付き高齢者住宅

サービス付き高齢者向け住宅とは、厚生労働省と国土交通省が共同で運営している施設で、介護の有無に関わらず、条件を満たしていれば入居ができる施設です。

サービスとしては「居宅サービス」に位置付けられ、介護が必要な方の場合は、常駐している介護スタッフが「在宅介護」という形でサービスを受けることができます。

介護福祉士が働く場合は、サービス提供責任者であったり、一般の介護職のように働くことができるため、「在宅ヘルパーの経験がない」という方には、いい勉強になるところです。

【6.まとめ】

介護福祉士の勉強の仕方から合格、登録までわかりやすく紹介しましたが、いかがだったでしょうか?

介護福祉士の試験は、条件や勉強法にいろいろな制約がありますが、取得・登録した後の気分と言ったら、私の場合は、「晴れやかな気持ち」になった覚えがあります。

また、給料も確実に上がるので、とっておいて損はない資格です。

読んでいる皆さんにも同じような気持ちになってもらい、少しでも参考になればと思います。

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