子供が叩くのは何故?やめさせるための効果的な方法とは?

笑顔

子供がお友達を叩いてしまう…そんな悩みを抱えている親御さんは意外と多いのではないでしょうか。

何度叱ってもお友達を叩く自分の子供を見ると、育て方が悪いのかなと自信をなくしてしまいますよね。

でもお友達を叩くからと言って「いけない子」ではありません。

ここでは2~3歳程度の子供を中心に、なぜ叩いてしまうのか、親はどう教えてあげればやめさせることが出来るのかを考えてみましょう。

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1.どうして叩くの?

1-1.感情をうまく言葉で伝えられない

幼い子供は上手く感情のコントロールができません。

言葉で上手に自分の気持ちを伝えられないので、つい手が出てしまうのです。

小さな子供は感情をどのように言葉で表せば良いのか分からない場合が多くあります。

親はある程度子供の要求を分かってくれますが、お友達となるとそうはいきません。

その結果、仲良しのお友達のことも叩いてしまうのです。

1-2.親の真似をして叩いている

子供は「見たもの」を覚えます。

親が子供や人を日頃から叩いているのを見ると、子供は叩く行動を学習して、人を叩くようになることもあります。

子供の一番身近にいる親が初めての「先生」です。

その親が人を叩いていると、当然子供も人を叩くようになります。

1-3.悪いことが分からない

「叩くことがいけないこと」ということがまだわからないことも原因にあげられます。

ただし、子供だからと言って許されるわけではありません。

「叩くことはいけないこと」だと、子供に教えなければなりません。

2.叩くのをやめさせるには?

2-1.叩きそうになったら手をとる

他の子供と遊ぶときには目を離さず、そばに付いていて下さい。

観察していると、どんな時に叩いてしまうのかが分かるようになります。

その変化を捉えて、叩こうとした時に、優しく子供の手をとります。

そっと優しくです。

しばらくはこれに集中してみましょう。

繰り返し行うことで、叩くことをやめさせることが出来た例もあります。

2-2.子供の気持ちを言葉で表現する

子供は何か表現したいことがあるのに、それが言葉ではうまく表せないので、つい叩いてしまいます。

子供の様子を観察していると、子供がなぜ叩いてしまったか想像できます。

子供がお友達を叩いてしまったとき、子供の気持ちを言葉に表してあげて下さい。

【例】

  • 「お山を壊されて嫌だったんだね」
  • 「あのお友達のおもちゃが欲しかったんだね」
  • 「叩かれて嫌だったんだね」

等です。

子供としては、その気持ちを伝えたくて叩いてしまったのです。

自分の気持ちがわかってもらえる安心感が得られると、叩かなくなることもあります。

2-3.どう言えば伝わるか言葉で教える

表現する言葉を分かっていれば、子供も叩かずに済みます。

子供の気持ちをお友達にどう伝えれば良いのか、親が言葉にしてみて下さい。

これが今後、子供の自己主張能力を育てる基本になります。

【例】

  • 「お山を壊されて嫌だったんだね。壊さないでって言おうね」
  • 「あのお友達のおもちゃが欲しかったんだね。貸してって言おうね」
  • 「叩かれて嫌だったんだね。叩かないで。やめてって言おうね」

等です。

2-4.親が話して見せる

叩いた、叩かれた、その相手のお友達に、実際に親が話す場面を見せてみると良いでしょう。

【例】

  • 「お山を壊されて嫌だったんだって。壊さないでね」
  • 「あなたのおもちゃで遊びたかったんだって。貸してくれる?」
  • 「叩かれて嫌だったんだって。叩かないで遊ぼうね」

等です。

相手の子供に伝わるかもしれませんし、伝わらないかもしれません。

しかし、それはどちらでも大丈夫です。

親が話す姿を我が子に見せること自体に意味があります。

もう少し大きくなると、親がやって見せた通りに、自分で伝えようとするようになります。

そうなったら、親は子供の代弁を止めて下さい。

代弁し続けていると、子供は自分で言うことをしなくなってしまう可能性があります。

泣く

2-5.子供が上手く表現できた時を捉える

親が話して見せた後も含めて、よく観察していると、子供が言葉で自分の気持ちを表現する瞬間があります。

この瞬間を捉えることです。

子供の言葉はまだ未熟です。

それでも子供が何を言おうとしているのか理解して、「貸してって言えたね」「お話ができたね」とフィードバックしてあげて下さい。

その瞬間子供は、「これを言えばいいんだ」「こうすればいいんだ」とわかります。

そうすることで、具体的にどうすれば良いのかを、子供に教えることができます。

大事なのはその瞬間です。

子供なりに「貸して」と言ったら、親が笑顔で「言えたね」と喜んでいます。

子供はこの瞬間、「おもちゃが欲しいときには、貸してって言えばいいんだ」と学ぶのです。

3.それでも子供が叩いてしまったら?

いくら教えても、それでも叩くことをやめないときにはその場を離れてしまいましょう。

小さい子供だからできることです。

子供を抱きかかえて、言葉で説明しながら、お友達から離します。

「叩く子はみんなと一緒に遊べないよ」と、叩くことで何が起きるのか、言葉と行動で教えます。

なかなか収まらないときは、家に帰りましょう。

これを繰り返していくうちに、子供にもその仕組みがわかってきます。

叩くとお友達とは遊べなくなって、外遊びもできない、ということを理解します。

この結果が、叩くことをやめさせることにつながります。

4.教えるときの心得

4-1.困った行動の基には子供にとって「いいこと」がある

叩くというのは行動ですが、子供に悪意はありません。

【例】「お友達のおもちゃが欲しい」→「使おうとしたら拒否された」→「どうしたら手に入るのか分からない」→「叩く」

叩くという行動は、「おもちゃを手に入れる」という「いいこと」を目指した結果であることを理解しましょう。

親は子供が「どんないいこと」を目指したのか見つけることです。

4-2.感情的にならない

感情的に「何やってるの!ダメでしょ!」と、子供を押さえつけたり怒ってばかりいても、子供には何が起こったのか、なかなか理解できません。

子供を大きな声でびっくりさせて泣かせてしまうだけです。

せっかくの教える機会を逃してしまいます。

子供がお友達を叩いてしまうのは自己表現です。

できるだけ落ち着いて子供の手をとりましょう。

4-3.「叩かれるとどれだけ痛いか教えよう」はうまくいかない

「叩かれるとどれだけ痛いか味わわせた方がいい」と子供を叩く方もいますが、あまり効果がありません。

まだ小さな子供は、自分が感じていることを、まだ客観的に捉えることができません。

だから上手く伝えられずに叩くのです。

自分が感じていることが分からない子供に対して、人の痛みを分からせることは難しことです。

4-4.一度であきらめない

訓練は継続して行った時に効果が表れます。

一度で上手くできないからと言って、あきらめないで下さい。

継続していくと、必ず子供に変化が出てきます。

それぞれの時期に、成長に合わせて教えることで、その後も子供との付き合いが楽になります。

子供も周りのお友達と楽しく遊ぶ方法を学んでいきます。

あきらめずに子供に付き合いましょう。

元気

5.まとめ

まだ自分の気持ちや考えを上手に伝えることができない子供は、「叩く」という表現方法になってしまいます。

子供同士で遊ぶときによくあるトラブルです。

この時こそ、人を傷つけてはいけない、こうしたら楽しく遊べるということを学ぶ大事な機会です。

すぐにやめさせることは難しく、繰り返し教える根気のいる作業ですが、子供が自分の気持ちを伝えられるようになるまでの間です。

丁寧に教えてあげることで、成長とともに自然となくなることでしょう。

お友達との遊びからたくさん学んで成長してほしいものですよね。

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