日本では大規模なエンターテインメントに成長した2.5次元ミュージカル。
今後もさらに拡大していくものと思われますが、海外ではどうなのでしょうか。
今回は、2.5次元ミュージカルの海外公演、そして海外での反応について紹介していきます。
1.2.5次元ミュージカルの海外公演
2.5次元ミュージカルは日本以外でも公演しています。
2.5次元ミュージカルの元祖・テニスの王子様(テニミュ)は2008年、台湾・韓国公演を行っています。
2015年に香港、2016年には上海で。2018年、千秋楽のライブビューイングでは香港や台湾の映画館でも上演されました。
2018年の年末から一気に話題を独占した刀剣乱舞(刀ミュ)は、2017年に上海で公演を行いました。
また2018年7月、世界ではまだ知られていない日本文化を紹介する複合型文化芸術イベント「ジャポニスム2018」に参加が決定。
フランス・パリ公演を成功させています。
特に多く海外公演を行っているのは、大ヒット少年漫画NARUTOのライブ・スペクタクル「NARUTO-ナルト-」。
2016年に上海や北京など中国6都市、マカオやマレーシア、シンガポールの3都市で公演しました。
このように、2.5次元ミュージカルは日本だけに留まらず、積極的に海外進出を目指しています。
2.2.5次元ミュージカルに対する海外の反応
わたしは海外公演に行ったことはないのですが、行った人の話しによると、熱狂度は日本と変わらないようです。
会場ではグッズ購入に長蛇の列が生じ、待機中も期待に胸膨らませている様子はみんないっしょ。
ミュージカル・美少女戦士セーラームーンは2017年、ヒューストンのアニメイベントで1万人を動員するなど、日本文化は海外に親しまれています。
2.5次元ミュージカルはコミックやゲーム原作があるため、海外のファンにも比較的受け入れられやすいのかもしれません。
ですが、これはアジア圏に限ってのことだそう。
海外の公演場所を観ても分かりますよね。欧米ではブロードウェイやウェストエンドの人気が根強く、2.5次元ミュージカルが入る余地は今のところありません。
欧米進出で成功しないと、世界は狙えないわけです。
3.まとめ
2.5次元ミュージカルの海外公演は、アジア圏メインなのが分かりました。
反応は日本と同じで熱狂的ファンもいて、好意的な印象です。
でもまだ、アジア圏のみで世界に向けての発信は厳しいよう。
いつか日本から世界中へ広がっていけたら素敵ですね。