洋楽のロックバンドの中でも、男性ツインボーカルバンドはメロディーの掛け合いだったり独特の表現方法で楽しませてくれます。
そこで、今回は洋楽でおススメの男性ツインボーカルバンドの紹介をしていきたいと思います。
1.LINKINPARK
洋楽の男性ツインボーカルバンドの中で、最初に紹介したいバンドが「LINKINPARK」です。
LINKINPARKは2000年にメジャーデビュー、同年10月にリリースした1stアルバムの「Hybrid Theory」がいきなり世界で大ヒットを記録します。
アルバムはロングセールスを記録し、アメリカで2001年に最も売れたアルバムに認定されました。
LINKINPARKはボーカルのチェスター・ベニントンとボーカル、ギター、キーボードのマイク・シノダが歌を担当しています。
LINKINPARKの面白い所は、ロックバンドにも関わらずラップをふんだんに取り入れた所ですね。
当時は比較的柔軟と思われている洋楽の中でも、まだロックバンドとラップの間には壁がありました。
その壁を正面から壊したのがLINKINPARKです。
レーベルからもデビュー当時、そのスタイルについて疑問を投げかけられたようですが、LINKINPARKは自分達を曲げませんでした。
ボーカルとラップという男性ツインボーカルとしての新しいスタイルを築いたのがLINKINPARKです。
洋楽としては比較的馴染みやすいメロディーと男性ツインボーカルとしての新しいスタイル、カッコ良いサウンドは日本でも受け入れられ、爆発的に広がりました。
レーベルから否定をされていたマイク・シノダが、ロックバンドに革命を起こしたのです。
日本へもサマーソニックへの出演やアジアツアーでのライブに訪れていて、そのステージでもファンを魅了しています。
洋楽の男性ツインボーカルバンドとして、新しい可能性を作ってくれたLINKINPARKにはこれからも注目したいです。
2.Kasabian
次に紹介する洋楽の男性ツインボーカルバンドは、イギリスで21世紀にデビューしたロックバンドの中で最も成功していると賞賛されている「Kasabian」です。
2004年にデビューすると、いきなり日本のサマーソニックへの出演が決まり来日します。
Kasabianのステージは余りの人気ぶりで、洋楽の新人アーティストとしては異例の入場規制が敷かれて話題になりました。
Kasabianではメインボーカルのトム・ミーガンとギター、キーボード、ボーカルのセルジオ・ピッツォーノが歌を担当しています。
サビを2人で歌ったりコーラスを重ねることで、楽曲にメリハリを付けファンに分かりやすくしてくれていますね。
こういうアプローチが出来るのも、男性ツインボーカルバンドならではです。
Kasabianは近年流行っているデジタル系のバンドの音作りとは異なり、どこか懐かしいサウンドとどこかアジアを感じさせるコーラスワークが特徴的です。
洋楽ながら、楽曲の分かりやすさが日本でも人気の要因になっています。
男性ツインボーカルバンドとしての新鋭は、今後更に日本でもファンを獲得していくことでしょう。
洋楽の男性ツインボーカルバンドとして、まだまだ未知数なKasabianの今後が楽しみです。
3.Cream
最後に紹介する洋楽の男性ツインボーカルバンドは、エリック・クラプトンが在籍していたことでも有名な「Cream」です。
クリームではボーカル、ギターのエリック・クラプトンとベース、ボーカルのジャック・ブルースが歌を担当していました。
Creamはわずか2年で解散になってしまいますが、その間にスーパーバンドとして世界に認知され、1993年にはロックの殿堂入りを果たします。
歌の比率としてはジャック・ブルースの方が多く歌っていましたが、それぞれがソロで歌い、ハモり、男性ツインボーカルであることを最大限に利用してファンを楽しませてくれました。
2014年にジャック・ブルースが他界してしまったので、再結成が不可能なのが残念です。
Creamが活動していた1960年代では、洋楽のロックバンドでもここまでベースのフレーズが動き回るバンドは少なかったので、ジャック・ブルースのベースは非常に新鮮でした。
Creamの解散後、洋楽では男性ツインボーカルバンドというスタイルが認知されます。
Creamの功績を称えて、今回洋楽の男性ツインボーカルバンドとしておススメさせていただきたいと思います。
4.まとめ
今回は3組の洋楽のおススメの男性ツインボーカルバンドを紹介しました。
もしかすると、LINKINPARKの時のように想像もしなかったようなツインボーカルバンドが誕生するかも知れませんね。
他にも素晴らしい洋楽の男性ツインボーカルバンドは沢山あるので、今回の紹介が良いバンドとの出会いのきっかけになればと思います。