お米を研いで吸水させている間に野菜を切って、出汁をとって、下茹でして、調理スペースも限りがあるから調理器具も小まめに洗って…。
食べるのは一瞬なのに料理を作る手間暇はタイヘンなものです。
これが小さいお子様がいる家庭や、遅くに帰ってくるワーキングママだとなおのこと。
お腹の空いた子供は待ったなしです。
こんな忙しい毎日でみんな料理にどれくらい時間をかけるものなのかしら…気になりますよね?
そこでアンケート調査などを参考に晩ごはん作りの実態について考えてみましょう。
気になる時短テクニックも紹介しますよ!
1.晩ごはん作りにかかる時間
2016年に行われたNHKによる「食事に関する世論調査」で「夕食作りの所要時間」についてアンケートしたところ「一時間くらい」と答えた人が42%で最多を占めました。
なお、「10分くらい」「20分くらい」「30分くらい」といった「一時間未満」の回答を合計すると43%にも。
つまり、一時間以内あるいは一時間ちょっとで晩ごはんを作っているママが大半だということになります。
ちなみに、「週35時間以上仕事をしている主婦」で「一時間未満でつくる」と答えた人は45%もいました。
専業主婦や週35時間未満で働く主婦で「一時間未満でつくる」と回答した人はそれぞれ30%ほどなので、忙しいママほどなかなか晩ごはん作りに時間をかけられない実態が伺えます。
(参考:https://www.nhk.or.jp/bunken/research/yoron/pdf/20161101_9.pdf)
2.晩ごはんを作り始める時間帯
料理にかかる時間を仮に1時間と仮定すると、晩ごはんの開始時間が分かれば逆算して晩ごはんを作り始める時間帯も分かります。
2018年に実施されたネットリサーチ会社による「夕食に関するアンケート調査(第5回)」では、「平日に夕食を食べ始める時間」について「19時台」「18時台」と答えた人の割合がそれぞれ30%~40%ありました。
(参考:https://myel.myvoice.jp/products/detail.php?product_id=24203)
このことから、17時~18時台に晩ごはんを作り始める人が多いことが分かります。
ネットのママたちの声を見てみると「仕事から帰るのがそれくらいの時間になる」「子供や旦那に出来たてを食べさせたいから」「夕方のタイムセールに行くと支度がこの時間に…」さまざまな理由があってこの時間帯に落ち着くようです。
3.晩ごはん作りの時短テクニック
多くの主婦が忙しない中で晩ごはん作りをしている実態が分かりました。
願わくばもっと手際よく、かつ、品数も多く作りたいものですよね。
そこで今日から使える時短テクニックをご紹介します。
☆野菜の下ごしらえは予め済ませておく!
休日などまとめて時間が取れるときに、野菜をカットして冷凍しておくと平日の料理がとてもラクになります。
例えば、ジャガイモを茹でて乱切り、クシ切り、マッシュ、といった状態にしてそれぞれ冷凍しておきます。
すると、カレー、フライドポテト、サラダ等、必要なときに必要な分だけすぐ使えてとても便利です。
ただし、水分が多い野菜(きゅうり、もやし、キャベツ、レタスなど)は冷凍に向かないので注意が必要。
ほうれん草やブロッコリーなどは下茹でしてから冷凍すると色も鮮やかなまま食感もよく保存できるのでオススメです。
☆常備菜をストックしておく!
キンピラや酢漬け、佃煮など日持ちするおかずを冷蔵庫にストックしておくのも一つの手です。
しかし、いくら日持ちするとはいっても気づけば傷んでいたってこと、ありませんか。
そんなときは次のことに気をつけてみてください。
- 保存容器はしっかりアルコールで消毒する
- 作ったら常温に置かず、すぐ冷却する。
- 容器に作った日をラベリングする。
- 夏場は早めに食べきってしまう。
☆電子レンジを活用する!
コンロの口が少なくて調理の効率が悪い。
そんな時は電子レンジを活用してみましょう。
野菜の下茹でにとどまらず肉や魚の蒸し料理、果ては煮物や炒め物まで作れるんです。
電子レンジ調理には少々コツが要ります。
「野菜の下茹でに使ってはみたけれど端っこが焦げたりカチカチになったりして…」とお悩みの方は、薄切りや輪切りでなく乱切りで加熱してみましょう。
「皿の底に接する部分が水分でベチャベチャに…」という方は、割り箸などで食材を浮かせた状態で加熱すると良いですよ!
4.まとめ
隣の晩ごはん事情はいかがでしたか?
限られた時間のなか「いかに効率良く」「いかにバランス良く」食事を作るか、みなさん頭を悩まされているようです。
手を抜けるものは手を抜いてゆったりした食事時間を持ちたいものですね。