あなたは、カツレツとトンカツの違いを聞かれたときどんな答え方をしますか?
そもそも、カツレツとトンカツの違いをご存知ですか?
私は、分かりませんでした。
調べてみて数少ない情報から、やっとわかったという感じです。
今回は、知らない方のためにカツレツとトンカツの違いについてご紹介させていただきます!
1.トンカツとは?
トンカツとは、豚肉にパン粉の衣をつけて油で揚げた肉料理です。
かなり高カロリーですが、ご飯によく合うおかずで美味しいですよね!
キャベツが定番の添え物となっているのは、油分が多いとい理由もあります。
カツレツより「カツ」という単語の方が、定着しています。
簡単に言うと、トンカツは日本発祥の食べ物でカツレツをヒントにしたものなのです。
カツレツとの違いは、フライの調理法をとるカツレツに対し、ディープ・フライの調理法をとることです!
- 油にどっぷりと浸して揚げる「ディープ・フライ」。
- 加熱時に外気に触れる「フライ」。
比べてみると、肉に含まれる水分の蒸発が少ないため、しっとりと柔らかな食感に仕上がるのがトンカツの特徴なのです。
2. カツレツとは?
カツレツとは、フランスの肉料理です。
元々は、仔牛肉をスライスしたものに細かいパン粉をつけて、フライパンなどで「炒め焼きする料理」でした。
明治時代に日本に伝わってきたフランス料理で、東京銀座の洋食店「煉瓦亭」などで提供されています。
この東京銀座のお店では、牛肉ではなく豚肉を使用する料理を考案し「ポークカツレツ」と名付けられたそうです。
これは当初薄切りの豚肉を使用し、デミグラスソースを掛けて温野菜を添えて、ナイフとフォークで食べるというものでした!
外国らしいですよね!
その後、デミグラスソースの代わりにウスターソースに変わり、温野菜の代わりに生の千切りキャベツを添えて皿盛りの御飯と一緒に提供するようになったんだそうです。
これがきっかけで、馴染みのあるカツになったんですね!
ちなみに、外国人に説明する場合には「katsuretsu」 か「 katsu 」という日本語を使った方が早い場合があるそうです。
日本通の外国人の間では「 katsu 」を知っていて、海外の日本料理店でも 日本語でメニューに載せている人が多いんですよ♪
3.違いのまとめ
①トンカツはカツレツをヒントに作られた日本発祥の料理。
②カツレツは、フランスの料理として日本に伝わってきたもの。
③料理法の違い→
- トンカツ:ディープフライ(油にどっぷりと浸して揚げる)
- カツレツ:フライ(加熱時に空気に触れる揚げ方)
何となく、2つは同じものというイメージがありましたが、違いのある料理ということがわかりました。
違いはありますが、繋がりのある料理なので、余計に混同しやすいのかもしれませんね。