観葉植物を購入してからの悩みのひとつに「虫」があります。
これは一番避けたい問題ですよね。
特に置き場所が室内となると虫の発生は大問題です。
購入した時点で植物に既にいた場合は虫が数日から一か月以内で現れるかと思います。
そんな時は購入したお店に交換してもらえる場合もありますので、早めに連絡しましょう。
ただ全国の市場から仕入れているお店の場合、店事態の責任はないという理由で何も対応してくれない場合もあります。
そこで今回は、室内に置いている観葉植物に発生することが多い虫の例と、自分で出来る虫対処法と予防策をご紹介します。
目次
1.観葉植物に発生する代表的な虫
1-1.アリ
植物が鉢に植わる時に使用された土にアリが元々いたケースです。
暖かい地域から仕入れられた植物に多いです。
業者間で取引されている時は地中でおとなしくしていますが、購入されて、落ち着いたころに活動し始めることが多いようです。
購入して一か月以上たってから発生した場合は外的要因です。
【対策法1】水に洗剤を混ぜ潅水
小さなお子様がいる方や、ペットを飼っている方、マンションのベランダで殺虫剤など薬剤使用は気を使うという方が、手っ取り早く家にあるもので出来るのがこの方法。
洗剤はココヤシ洗剤などが好ましいです。
1日に3.4回繰り返し、浮いてきたアリ、退散していくアリを地道に取り除く作業です。
根腐れが心配なので短期集中で行います。
他の観葉植物にアリが移らないように離れてやります。
【対策法2】アリ専用の殺虫剤を土にかける
速攻で効果が表れてほしい方はやっぱり薬剤です。
アリを見なくなるまで1週間ほど様子を見ます。
その間放置で良いので楽です。
しばらくして土を10㎝くらい掘り起こし、受け皿の裏も確認し、全く見なくなれば大丈夫です。
【アリ予防策】
購入する時は土と受け皿の裏をよく見ましょう。
お店でもアリが発生したにもかかわらず販売している可能性もありますので、薬剤のような匂いが土からするものは避けます。
アリは日陰と湿気があるところに潜みます。
受け皿の裏に一匹でもいればやめましょう。
購入後は、植物の葉にアリの餌となる虫が発生しないように葉水をしましょう。
土に肥料を無駄にやらないことも重要です。
1-2.小さな虫の発生
葉っぱをよく見たら小さな白い粒が点在している。
小さな粒が動いている、または粒が集まり固まっている。
これはほとんど「アブラムシ」「ハダニ」です
【対策法1】水圧
どちらも「水圧」で飛ばしましょう。
これが一番早く効果的です。
【対策法2】キンチョール
水で全部飛ばしたら、また戻ってこないようにキンチョールをかけます。
これで大抵はいなくなります。
【アブラムシ・ハダニ予防策】
購入する時は葉の裏側を注意して見ます。
購入した後は毎日葉に霧吹きをし、風通しのいい所に置きましょう。
乾燥していると寄ってきやすい虫です。
1-3.カイガラムシ
はじめは白い繭で目視できる大きさで葉の裏、幹の付け根など色々なところに発生します。
殻で覆うようになれば殺虫剤が効きにくく非常に厄介です。
放置していると植物の枯れる原因にもなりますので、白い繭を発見したら早めに対処します。
【対策法1】水圧
「水圧」で飛ばすのが早いです。
場所的に無理だというかたは歯ブラシでこすり落としましょう。
【対策法2】キンチョール+オルトラン粒剤
キンチョールをしたあとふき取ります、厄介な虫なので再発防止のためにオルトラン粒剤を土の上に撒いておきましょう。
【カイガラムシ予防】
購入するときに幹や葉の裏の筋に白い繭がついていないかを注意して見ましょう。
購入した後は毎日葉に霧吹きをし、一週間に一回は葉の裏表を拭くとよいです。
2.まとめ
室内に置く観葉植物に虫が発生したときの対処法と予防策をご紹介しました。
キンチョールは何でも使えて効果もありおすすめしますが、それぞれ専用の薬剤の方がもちろん効きますので。
何度も発生を繰り返している方は専用の薬剤を使ってください。
そして全て「葉水」が重要です。
アリの餌となるアブラムシも防げますし、アブラムシとハダニの発生も防げます。
カイガラムシの早期発見にもなりますので、毎日霧吹きをして葉の裏表を乾燥させないことが重要です。
虫がつくのではと外に出すのをためらうかもしれませんが、日光浴させることで植物も健康になり耐病性がつきます。
土の湿気によって発生する虫も予防できるので定期的に外に出すことをおすすめします。