いざ独服を始めようとしても、どんな道具が必要なのか分からない!という方も多いのでは?インターネットでもお茶セットは売られていますが、数が多いし高い…。
そこで今回は、独服を始める前に揃えておくべき必要最低限の道具を紹介しますね。
1.お抹茶
まず茶道に使うお茶、抹茶を用意します。
抹茶はスーパーの食品売り場、町のお茶屋さんやデパートに入っている茶屋、お茶の通信販売などから購入できます。
どの抹茶を選んで良いのか分からない方は、好みの味から選ぶのも良いですよ。
有名なところでは京都の宇治茶、愛知の西尾茶、静岡の静岡茶があります。
宇治茶は鮮やかな緑と深みのある香り、まろやかな甘みが特徴で抹茶の代表格と言われています。
西尾茶は濃い緑、上品な香りと深いコクが特徴で、お菓子やスイーツに加工されることが多い抹茶です。
静岡茶は爽やかな香り、旨みと甘みが強いのが特徴で、苦みが苦手な方におススメです。
そして、抹茶には袋入りと缶入りのふたつがあります。
どちらを購入しても構わないですが、はじめは少ない量にしておいた方が良いですよ。
いざ飲んで「口に合わない…まだたくさんあるのに」では悲しいですものね。
色々試して、「この味好き!」と思える抹茶を探していきましょう。
2.抹茶茶碗
抹茶を入れるための茶碗は必ず必要です。
食器のように「可愛いデザイン」や「高価なもの」を選びがちですが、抹茶茶碗の選び方には3つのポイントがあります。
- おいしくお茶が飲めること
- おいしくお茶が点てられること
- 高価過ぎないこと
お茶を飲む人、つまり自分が心地よく感じられる抹茶茶碗を選ぶことが重要です。
手に持って重すぎないもの、肌触りがザラザラしないものを選んでください。
デザインが凝りすぎていないのも大事な要素です。
抹茶茶碗には口をつける場所と正面が決められているので、あちらこちらに模様があってはどこに口をつけるのか、どこが正面なのか分からなくなるからです。
また、高価な抹茶茶碗では扱いを気にするあまり、お茶の味を楽しむ余裕がなくなるため、おススメできません。
抹茶茶碗は茶道専門店やデパートの茶道具コーナー、インターネットで購入できます。
3.茶筅(ちゃせん)
最後は、お茶を点てるときに使う道具です。
茶筅の穂先は16本から120本まであり、60本から100本が一般的に使われています。
しっかり泡立てて飲みたい方は、穂数が多い茶筅を選びましょう。
また、茶筅は国産と外国産があります。
国産は穂先が柔らかく、外国産に比べて少々金額が張ります。
外国産は穂先が硬く、金額は低め。
ただ、外国産でも質の良いものはありますし、あまり気にせず穂数や形の好みで選んでも構いません。
茶筅は抹茶茶碗と同じく、茶道専門店やデパートの茶道具コーナー、インターネットで購入できます。
4.まとめ
独服に揃えておきたい道具は抹茶、抹茶茶碗、茶筅の三つです。
抹茶をすくって茶碗に入れる茶杓(ちゃしゃく)も要りますが、ティースプーンで代用可能なので数に入れませんでした。
三つの道具を用意して、あなたも一服してみませんか。