グランピングは日本発祥?キャンプとの違いは?疑問を解消します!

晴天

この1~2年の間に一気に浸透したグランピングという言葉。

メディアでもたくさん取り上げられ、耳にすることもかなり増えてきましたし、全国にグランピング施設も増えてきています。

今回はグランピングという言葉の意味や、キャンプと何が違うの?日本発祥のカルチャーなの?といった疑問を解消していきましょう。

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1.グランピング=グラマラス+キャンピング

グランピング(Glamping)とは、グラマラス(glamorous)とキャンピング(camping)を掛け合わせた造語です。

グラマラス(glamorous)とは「魅力に満ちた」という意味で、キャンピング(camping)とは文字どおり「キャンプ」という意味です。

直訳すると、「魅力に満ちたキャンプ」という意味になります。

「魅力に満ちたキャンプ」とは何を指しているかというと、簡単に言うと「快適で贅沢な施設を利用したアウトドア体験」ということを指しています。

「快適で贅沢な」というのは、ソファ、ベッド、空調、お風呂、トイレなどの設備が整っていることを指します。また、食事の準備なども不要な施設もあります。

その「快適な空間」の中でゴージャスな食事やお酒、スイーツなどを楽しむのが特徴です。

それならホテルに泊まれば良いのでは?と思うかもしれませんが、「アウトドア」も合わせて体験するというところが重要になります。

「アウトドアを感じながらも快適で贅沢に過ごしたい」というニーズを持つ層に支持されているのがグランピングです。

森林

2.グランピングとキャンプの違い

キャンプでは不便な部分を楽しむのが醍醐味かと思いますが、グランピングは逆で、不便な要素を無くし快適で贅沢に過ごすという楽しみ方が醍醐味となります。

共通している部分は、「アウトドア体験」を楽しむという部分になるかと思います。

ここでの「アウトドア体験」というのは、例えば景色を楽しんだり、星空を眺めたり、焚き火をしたり、自然の音を感じたりと、「屋外を感じれる」という楽しみ方を指しています。

グランピングは下記の様なニーズに対応しています。

  • アウトドアも楽しみたいけど設備が悪い(トイレや風呂が汚いなど)のは嫌
  • アウトドアを感じながらも快適に過ごしたい
  • 設営などの準備に手間はかけたくない
  • アウトドアを楽しみながらゴージャスな食事がしたい
  • アウトドアに興味はあるけど、テントなど持っていない
  • 女性のみでの野営は不安
  • 通常のキャンプよりも快適に宿泊できる
  • インスタ映えする写真を撮りたい

キャンプよりグランピングの方が良いと思っている人は、「キャンプでは不便で不安な要素があって嫌だけど、快適な環境ならアウトドア体験は楽しんでみたい!」という考えを持っている人かと思います。

キャンプ日和

3.グランピングは日本発祥?

グランピングという言葉を最近よく聞くので、日本発祥の和製英語的なものかと思っていましたが、そうではありませんでした。

グランピングは最近生まれたカルチャーかと思いきや、実はかなり昔からあるスタイルのようです。

発祥は、諸説ありますが、19世紀半ばにルイ・ヴィトンが馬車に積み込むためのトランクを販売したのが一つのきっかけとなったようです。

移動手段が馬車から鉄道、車、船に移行するのを見越して販売したトランクがヨーロッパの貴族たちに大人気となりました。

そのルイ・ヴィトンのトランクに荷物を積み込み、森の中などで豪華なキャンプを行っていたのが、グランピングのルーツとも考えられています。

参照:グランピングの歴史はルイ・ヴィトンと共に始まった

http://www.glamp.jp/glamping_rekishi/

4.日本初のグランピング施設

日本で初となるグランピング施設は、2015年10月にオープンした「星のや富士」というリゾート施設です。

富士山の麓、河口湖を見晴らせる素晴らしいロケーションです。

星のや富士

http://hoshinoyafuji.com

「星のや富士」の他に、軽井沢、京都、竹富島、東京、バリと計6か所のリゾート施設を展開しています。

星のや

http://hoshinoya.com

5.自分でグランピング!

グランピングをする場合、既存の施設で予約を取って宿泊費を払って、という形が一般的かと思います。

宿泊費の相場としては、テントタイプやヴィラタイプで異なりますが、高くて大人2名で1泊20,000円~50,000円前後のようです。

これを安いか高いかと判断するのは人それぞれの価値観ですが、個人的には高いのかなと感じてしまいます。

それなら、自分でグランピングにも劣らない内容でキャンプをすれば良いのでは、と考えてしまいます。

もともとのグランピングの目的でもある「設営や準備に手間をかけたくない」という部分からはズレてしまいますが、自分で準備する楽しさやメリットもあると思っています。

5-1.アウトドアグッズは屋外屋内兼用

キャンプをする時、最低限必要なアイテムはあります。

テント、シート、テーブル、イス、クーラーボックス、食器関連、調理器具、寝袋、マット、ランタンなどなど。

このアイテムをアウトドア用だけとして考えて揃えるのではなく、家のインテリアとしても活用できるものを購入していくのです。

家のインテリアとして考えると、オシャレなモノで揃えたり、長い目で見て少々予算をかけても良いのではと考える人もいるでしょう。

それがアウトドアにも持ち出せるのであれば、自分のテントサイトはオシャレでゴージャズなものになるのではないでしょうか。

幸い、最近のアウトドアグッズは昔に比べてオシャレで高機能なモノが多いです。

そこを利用しましょう。

5-2.最近のキャンプ場は設備が充実

最近のキャンプ場は、電源設備が整っていたり、清潔なトイレが併設されていたり、温泉やお風呂が楽しめたりと、かなり充実しているところが増えています。

ここまで充実していれば、ある程度の「快適さ」は確保できるのではないかと思います。

5-3.食事の準備は自分次第

ゴージャスな食事やお酒、スイーツも自分次第で何とかなりますよね。

逆に自分の好みに食事を作れたり、仲間へのおもてなしとして料理してあげたり、楽しみ方は広がります。

仲間でキャンプをする場合は、各自1品ずつでもゴージャスな食材も持参するだけで盛り上がりますよね。

6.まとめ

グランピングの意味、キャンプとの違い、グランピングは日本発祥ではなくヨーロッパ発祥だったこと、自分でもグランピングはできる、などについて解説してきました。

最後のグランピングの費用が高いか安いかは、意見が分かれるところだと思います。

もちろん既存の施設で楽しむグランピングも素晴らしいと思います。景色の良いロケーションに施設があったり、サービスが充実していたり、そちらを選択するメリットももちろんあります。

それぞれの価値観でグランピングやキャンプを楽しんで、これからも充実したアウトドアライフを楽しみましょう。

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