転職を成功させるのに最も大事なことは面接になります。
筆記試験などがあって結果が悪くても面接の内容が良ければ合格するということは多々あります。
またこの逆も言え、面接結果が悪ければ、それ以外の評価が高くても落とされてしまうことがあります。
このことから面接対策は必ず行わなければいけません。
面接で必ず聞かれる項目として、志望動機があります。
そのように大事な項目である志望動機ですが、入社希望会社を条件で選んでいた場合、考えることが難しい項目になります。
「条件が良かったから、御社を選びました」では、採用側は「ウチの会社でなくても良いのでは?」という印象を持ってしまい、採用してくれないという結果に繋がります。
そこで、今回は志望動機が思い浮かばないときのための、回答例をご紹介いたします。
1.志望動機で伝えるべきこと
志望動機は採用会社からすると、職務経歴の次に大切なものとされています。
志望動機では、下記の点を伝えます。
- その会社に興味を持ったキッカケ
- その会社(製品やサービス)に対してどう思うか?
- 自分が仕事で大切にしていること。
- その会社で自分はどう働きたいか?
この内容に絡めて、これまでの経歴が活かせることや、勤務地などの条件も含めて話していくと説得力が増します。
単に「給料や休みが多いという条件に惹かれました」などとは言ってはいけません。
採用側からすると「ウチの会社に興味はないのだな」という判断をしてしまいます。
志望動機を伝える際は、相手の会社を学んできたということを伝えるチャンスでもあります。
志望動機をしっかりと練り上げていくことで、相手の会社へのアピールが出来ます。
2.志望動機回答例
志望動機の回答例をご紹介いたします。
採用側の職務内容別にしております。
該当職務がない場合でも、流れを御覧頂いてにして各パーツを変更すれば、参考になると思います。
これらは職務内容に関する部分のみを記載しております。
設計や開発での回答例
私はこれまで、製品開発に関わる業務を行ってまいりました。
この業務から、自分の携わった製品を通してお客様が喜んでくださることに仕事のやりがいを感じております。
御社の◯◯という製品はお客様の◯◯という点に貢献する価値のある商品だと思っております。
私も御社の製品づくりに携わり、お客様の価値に貢献したいと思い、御社を志望致しました。
販売・接客での回答例
私はこれまで、販売・接客に関わる業務を行ってまいりました。
この業務から、お客様とのやり取りを通し、直接感謝していただけることに仕事のやりがいを感じる様になりました。
御社の◯◯という製品はお客様の◯◯という点に貢献する価値のある商品で、喜んで頂ける商品だと思っております。
私も御社の製品を販売し、お客様を笑顔にしたいと思い、御社を志望致しました。
営業での回答例
私はこれまで、販売・接客に関わる業務を行ってまいりました。
この業務から、お客様の問題点を把握し、解決できる提案を行うことを通して、お客様が喜んで下さることに仕事のやりがいを感じるようになりました。
御社の◯◯という製品はお客様の◯◯という点に貢献する価値のある商品だと思います。
御社製品の魅力をさらに多くの方々にお伝えしたいと思い、御社を志望致しました。
職務内容別志望動機に付加する内容
職務内容別の志望動機には、下記の項目をプラスするとボリュームと説得力が出ます。
- 〇〇(勤務地)で求職活動をしている中で、御社と出合いました。
- 御社の求人条件を拝見したところ、これまでの私の経歴が該当しておりました。
- ◯◯という経験を通して、御社の◯◯業界に興味がありました。
これらと職務内容別の回答例を参考にして、次の点を深く掘り下げると、それなりに整った志望動機が出来上がります。
- 志望する会社の商品やサービスを調べて、それらにどのような価値があるか?自分がどう思うか?
- 自分のこれまでの経歴のどの部分が活かせられるか?これまでの自分の実績を上げて、その経験を活かせられるとすると説得力が増し、企業側も欲しいという人材になります。
※自分の強みや会社への貢献を、志望動機とは別の質問として、聞かれる場合もあります。
その際は、「先程の話と重複しますが」という切り出し方で、補足点を話したり、実績をさらに掘り下げたり、その経験から学んだことを説明し、それらを活かして御社での仕事に貢献出来るという形でつなげていきましょう。
3.まとめ
志望動機は相手の会社からすると、最も知りたい項目になります。
ここをしっかり対策すれば、合格への道は一気に近づきます。
思い浮かばないからといってあきらめることは、非常にもったいないです。
手順を踏んで考えれば、きちんとした志望動機は出てきます。
面接では志望動機以外にも自己PRや自己紹介も考えなければいけなく、考えることが多いと思ってしまいがちですが、どれもき
当記事が志望動機作成の一助となりましたら、幸いです。