【転職エージェントとハローワークの違い】どっちがブラック企業に入りやすいか比較してみた

違い

転職を検討した際に考えることの一つに、どこで次の就職先を探すのかということがあります。

メジャーなところとして、ハローワークがありますよね。

また最近では、転職エージェントを利用する方も増えています。

どちらも人がサポートしてくれますが、サポート内容に違いがあります。

転職を行う際には、ハローワークや転職エージェントのサポートを通して転職活動を円滑に進めたいという思いもありますが、ブラック企業も避けたいという思いもあると思います。

近年、ブラック企業の問題は大きくなっていますが、まだまだ社会には存在しています。

転職に失敗しないためには、ハローワークや転職エージェントの特徴を把握しておくことが大切です。

そこで今回は、ハローワークと転職エージェントの違いについてまとめ、どっちが良いサービスなのかを比較してみました。

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1.ハローワークとは

ハローワークとは国民に安定した雇用を提供するために設置されている行政の機関になります。

もともとは公共職業安定所として設置されていましたが、1990年からハローワークという名称が用いられるようになりました。

英語ではハローワークとは言わず「Public Employment Security Office」という名称になります。

ハローワークという名称は旧労働省が、公共職業安定所の愛称を募集し決定した名称になります。

職業の紹介だけでなく、転職指導が受けられたり、失業保険の給付手続きが行なえます。

ハローワーク

1-1.利用可能時間

原則として、平日の8:30~17:15が開庁時間で土・日・祝日は利用できません。

場所によっては平日8:30から19:00まで、土曜日は8:30から17:00まで開庁しているところもあります。

ただし、原則の時間と違い、平日17:15以降と土曜日は雇用保険の手続業務は行っておらず、職業紹介の業務のみとなります。

無職の状態で仕事を探している方と比較し、仕事を続けながら転職活動を行う方には時間的な制限が出てくるのがハローワークです。

仕事を続けながらハローワークを利用する場合は土曜日も利用できる場所を把握することが大切です。

1-2.求人紹介方法

①ハローワークインターネットサービス

ハローワークでは、これまでの簡単な経歴を書いた書類を提出し、求職者カードを発行してもらいます。

ハローワークのインターネットサービスで気になる求人があれば、ハローワークでこのカードを提出し、職員の方から求人の詳細を聞くことができます。

②職員の方のおすすめ

こちらも先程の求職者カードを提出し、職員の方に相談することで、めぼしい求人があれば紹介してもらえます。

①だけは見逃してしまう求人もあるので、①・②のどっちのサービスも利用することをオススメします。

1-3.求人への応募方法

ハローワークの職員の方に求人案件の相談をし、実際にその案件に応募するということになれば、紹介状を発行してもらいます。

その後、ハローワークまたは自分でその企業に応募する意志を伝え、紹介上とともに履歴書などの必要書類を送ります。

必要書類は企業により異なりますが、こちらはハローワークの求人票に記載されています。

1-4.求人への問い合わせ方法

求人票を見て、気になる点があった場合(年齢制限・仕事内容など)はハローワークの担当者を通して質問が行なえます。

質問に範囲により、聞ける点・聞けない点があると思いますが、極力、疑問点を解消しておくことが大切です。

1-5.選考の進め方

選考の進め方ですが面接日の調整など、基本的には全て自分で行う必要があります。

書類の提出、企業とのやり取りを自分で行わなければならないので、面接までに聞くべきポイントを明確にしておきましょう。

そうしておかないと、思っていた内容と違いがあるという結果になってしまいます。

転職

1-6.転職指導

転職に対する相談(履歴書の書き方・面接での注意点)も行っています。

セミナーを行っている場所もあるので、転職が全くの未経験の方は利用してみるのもありかと思います。

ただし、セミナーなどの場合は慣れた方がやっているのでそれなりの質を保っていますが、個別相談の場合は担当者により質の差がかなりあります。

そのような担当者の場合、自分で本を買って進めた方が良いという場合もあります。

全てを担当者任せで進めようというのはかなり危険です。

1-7.利用料金

ハローワークは公共機関となり、全て無料でサービスを利用出来ます。

1-8.メリット

ハローワークには下記のようなメリットがあります。

  • 求人件数が多い
  • 無料で受けられる

1-9.デメリット

メリットがあれば、下記のようなデメリットも存在します。

  • ブラック企業が含まれている割合が高い
  • 求人内容の精度が低い(情報が嘘の場合がある)
  • 担当者により指導のサポートにバラツキがある

1-10.ブラック企業対策

今のところ、新卒求人にはブラック企業対策は行っております。

内容は、法令違反を繰り返す企業の求人は掲載しないというものになります。

中途採用求人に対しては、ブラック企業への対策はないのが現状です。

2.転職エージェントとは

転職エージェントとは転職支援を行っている民間会社が行っているサービスの一つになります。

具体的にはDODA、リクナビ、マイナビなどが有名なところとして行っています。

この転職エージェントサービスを利用すれば、転職成功の指導から面接先の会社とのやり取り、条件の確認など様々な段取りを代行してくれたり、手助けしてくれたりします。

まずは転職エージェントに登録後、こちらの状況確認、希望条件の確認のために面談があります。

この面談は仕事の都合や、遠隔地ということを考慮し、電話面談にすることも可能です。

【リクルートエージェント】

2-1.利用可能時間

一人の転職エージェントの方が複数の転職希望者を抱えていらっしゃるので、調整は必要ですが、大体朝9:00から夜21:00くらいまでは対応してくれるところが多いです。

直接会わなくても電話で面談や相談を受け付けてくれ、メールならば24時間受け付けてくれています。

また、担当者が不在の日でも他の方でも大丈夫な内容の場合は、その方が代わりに対応してくれます。

ハローワークと比較し融通がききやすい側面があります。

どっち

2-2.求人紹介方法

①転職支援サービスのサイトから選択

転職支援サービスのサイトには求人情報をまとめたサイトがあります。

そのサイトから気になる求人を探します。

②転職エージェントからの紹介

こちらの希望条件を伝えているのでそれに該当する求人案件があれば、転職エージェントの方から求人案件を紹介してくれます。

自分から求人案件を探す手間が省けるので、効率よく自分にあった求人を探すことが可能です。

2-3.求人への応募方法

転職エージェントに応募したい求人案件の内容を伝えると、相手の会社にその旨を伝えてくれます。

この際、転職希望者の情報のデータをまとめて伝えてくれるところが多く、こちらがあらためて書類などを用意する必要はありません。

転職エージェントを利用すれば、書類選考用の書類を準備する手間が省けることが多いです。

忙しい中、転職活動を行っている方にとっては非常にありがたいサービスになります。

2-4.求人への問い合わせ方法

求人情報を見ていく中で気になる点があった場合、転職エージェントを通して確認を行えます。

私は転職前の会社を休日出勤が多くいという理由で辞めたので、転職先の会社の休日出勤の割合なども確認してもらっていました。

2-5.転職の進め方

転職エージェントを利用した転職は下記の様な流れで進めていきます。

  1. 転職エージェントに登録
  2. 転職エージェントと面談し、現在の状況と転職の希望条件を伝える(電話可)
  3. 求人への応募(エージェントが応募してくれる)
  4. 面接の調整(エージェントが調整)
  5. 面接
  6. 入社条件の確認・調整(エージェントが行ってくれる)
  7. 入社

2-6.転職指導

転職エージェントが履歴書・職務経歴書の書き方、面接の指導をその人に合わせた形で行ってくれます。

転職を成功させるプロの方であり、転職支援会社にはノウハウが蓄積されています。

厳しいことを言われることもあるかもしれませんが、かなり的確なアドバイスを貰えます。

転職エージェント会社によっては、面接対策専門の担当者の方もおられます。

面接専門の担当者が面接対策を行う場合、その方から直接フィードバックを貰えます。

また、その面接担当者の方から自分を担当してくれる転職エージェントの方に情報を共有して貰えるので、二重でアドバイスを受けることが出来ます。

面接の合格は場数を踏むことが大切なので、このサービスは非常に重宝します。

さらに大手の場合、面接合格に向けたマニュアルも存在します。

大体の場合、ポイントが短くまとめられていて、インターネットに繋げば見れるようになっていあす。

自分の気になるポイントを通勤中などに学習することも可能です。

2-7.利用料金

すべて無料で利用できます。

転職エージェントは転職を成功させることで、入社した企業から報酬を受け取ることになります。

このことから転職者には費用が一切発生しません。

2-8.メリット

転職エージェントには下記のようなメリットがあります。

  • 効率よく求人が探せる
  • 転職希望先へのエントリーの手間が省ける
  • 転職希望先とのやり取りの手間が省ける
  • 転職を成功させるための的確なアドバイスが受けられる
  • 転職エージェントとのやり取りはメールでも行える
  • サービスが全て無料で受けられる

2-9.デメリット

転職エージェントには下記のようなデメリットがあります。

  • 担当者によっては自分が思っているペース以上に応募を勧めてくる

2-10.ブラック企業対策

エントリーは転職エージェントが行ってくれるので、前職において残業時間や休日出勤が多くて辞めた場合は、それらの項目を応募先に事前に確認してくれます。

また、他の方でその転職エージェントサービスから自分の希望する会社に送り出した人がいた場合、どのような会社かを情報共有されている場合があります。

その場合、その情報を確認することで、自分に合うかどうかを確認することが出来ます。

100%ブラック企業対策が出来るわけではありませんが、ハローワークと比較するとブラック企業対策が行いやすいです。

3.ハローワークと転職エージェントの比較一覧

転職エージェントとハローワークでは違いがあります。

下記に違いの比較をまとめてみました。

項目 転職エージェント ハローワーク
料金 無料 無料
利用可能時間 融通がきく 限定されている
求人案件 少ない 多い
サポートの質 均一化されている 担当者でバラつきがある
エントリー 行ってくれる 自分で行う
条件などの交渉 行ってくれる 自分で行う

4.まとめ

転職をスムーズに行いやすいのは転職エージェントサービスになります。

転職を成功させるための情報量も圧倒的にたくさんあります。

ただし、求人案件数で比較すると、転職エージェントと違いハローワークの方が多いです。

転職を成功させるためには、転職エージェントサービスをメインにハローワークも利用するという形でどっちのサービスも併用することが良いと思います。

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