小さな子が不器用な手つきでお菓子を食べる姿は大人たちにとってとても可愛いものです。
乳歯が生えそろってくる3歳頃はわりと何でも食べれるようになるので「ちょうだい!」と手を差し出されると「食べすぎかな??」と心配しつつもついついあげたくなってしまいます。
おじいちゃん、おばあちゃんなんかは特にそうですよね。
祖父母がおやつを与えすぎて困ってしまう、というママもけっこう多いのではないでしょうか^^;
でも実際のところ、3歳児にとって適切なお菓子の量ってどれくらいのものなのでしょうか?また、いつくらいに食べさせると次の食事に差し障りがないものなのでしょう?
今回はこの2点について調べてみました。
1.3歳児のお菓子の適切な量
幼児にとっての「おやつ」は、「第4の食事」といわれるほど重要なものです。
小さな子供はまだ消化器官が十分に発達していないので日に3度の食事だけでは栄養をまかなえません。
そこで必要になってくるのが「おやつ」です。
食事では足りなかった炭水化物やタンパク質、ビタミンやミネラルをおやつによって補います。
したがって子供に与える「お菓子」は、「美味しい」「みんなと食べて楽しい」という目的のほかに「足りない栄養素をサポートする」という役割があることを意識する必要があります。
3歳児が「おやつ」すなわち「間食」によって摂るべきカロリー量はおよそ200カロリーといわれています。
これを一回のおやつタイムで摂る場合、こんな献立メメニューがあります。参考にしてみてください。
- いちご8個(80カロリー)+牛乳150cc(100カロリー)⇒合計180カロリー
- クリームパン一個(170カロリー)+麦茶150cc(2カロリー)⇒合計172カロリー
- せんべい1枚(40カロリー)+チーズ一切れ(70カロリー)+ジュース150cc(90カロリー)⇒合計200カロリー
甘いお菓子に甘い飲み物を組み合わせるとすぐカロリー量がオーバーしてしまうので注意しましょう。
また、濃い味のものばかり食べさせると食事のときに物足りなく感じてしまうので、甘いお菓子には水やお茶、というように濃い味と薄い味のものをうまく組み合わせましょう。
2.3歳児にお菓子を食べさせるのに良い時間
「おやつ」の語源は「お八つ」、江戸時代の「八つ時(やつどき)(現在の午後2時~3時)」に間食をする習慣があったことからその名がついたといわれています。
3歳児では一日に一回、間食を設けるのが一般的ですので、この「おやつの時間」にお菓子を食べさせるのが適切だといえます。
おやつタイムは20~30分くらいで切り上げ、ダラダラ食べないように注意しましょう。
ダラダラ食べは、糖分が口内に留まり続けてしまうため虫歯の原因になってしまいます。また、いつまでもお腹にものが入っている状態では夕食を食べられなくなってしまいます。
なかには消化が早くて、夕食前にお腹が減ってしまう子もいるかと思います。
できればご飯の時間まで我慢させたいところですが、ぐずってどうしようもない時ってありますよね。
その場合は、お菓子ではなく、おにぎりや夕飯のちょっとしたおかずを食べさせてあげるといいでしょう。
その分、夕ご飯を少し減らすなどしてカロリーや栄養のバランスが偏らないように気をつけてくださいね。
3.まとめ
3歳児が間食で取るべきカロリーはおよそ200カロリーです。
間食として食べさせるお菓子は濃い味や甘い味のものばかりでなく、薄味のお菓子やお茶と一緒に組み合わせるようにしましょう。
カロリーが抑えられ、濃い味付けに慣れるのを防ぐことができます。
また、3歳児は一日一回の間食が一般的なので、午後3時頃にお菓子を与えると良いでしょう。
時間を区切って与えることで虫歯を防ぎ、夕食をしっかり食べさせることができます。
どうしても夕食まで我慢できない時には夕食のおかずを与えるなど栄養バランスに気をつけてあげましょう。
子供ひとりひとりの食べ癖、その日の運動量なども考慮して、その子に合ったお菓子の食べ方を考えてあげられるとベストですね!
下記では食べさせても良いお菓子、ダメなお菓子についてもご紹介しておりますので、よろしければご参考ください。