お子さんが幼稚園に行くようになると、自分ひとりで過ごす時間ができてうれしい!と感じるお母さんも多いのではないでしょうか。
その反面、家で過ごしていた時にはなかったトラブルが発生してしまうこともあります。
そんなトラブルのひとつが「幼稚園に行くのを嫌がる」ことです。
そこで、子供が幼稚園を嫌がる理由と対処法について考えてみました。
1.子供が幼稚園を嫌がる理由
まず嫌がる理由についてです。
これは子供の数だけ理由があるというのが正直なところです。
といってもそれでは話になりませんので、よくある理由をご紹介します。
- お母さんと一緒にいたい
- お友達とのトラブル
- 苦手なことをするのが嫌
- 家庭内の変化
身近なところでよく聞くのは上の3つです。
「お母さんと一緒にいたい」は通い始めの年少さんによく見られます。
今までずっと大好きなお母さんと一緒にいたのに、急に知らない人ばかりの場所に置いていかれるわけですから当然といえば当然の反応ですよね。
「お友達とのトラブル」は人間関係ができ始める年中さんから年長さんに多いようです。
成長するにしたがって、お友達と遊ぶ機会が増えてきます。
その中でトラブルが起きてしまうんです。
「苦手なことをするのが嫌」は運動会やお遊戯会前によくみられます。
運動が苦手、歌や踊りが苦手な子供にとっては、練習が通園を嫌がる原因となるようです
「家庭内の変化」は家庭内で何かあることで幼稚園に行きたくなくなってしまう場合です。
引っ越しや下に兄弟が産まれるなどの変化が起きると不安が強くなり、家から離れたくない気持ちが高まることで幼稚園を嫌がってしまいます。
2.子供が幼稚園を嫌がるときの対処法
子供が幼稚園を嫌がる様子が見られたら、何が原因なのか考えてみましょう。
家庭内に大きな変化がないようでしたら、本人に軽く聞いてみましょう。
深刻な状態でなければ理由を教えてくれるかもしれません。
無言になってしまうときやうまく説明できないときには、幼稚園の先生に連絡をとってみてください。
お子さんが保育園でどのように過ごしているかをたずね、特に何もないようでしたら少し注意深く観察をお願いしてみましょう。
ずっと一緒にいたのに、幼稚園という目の届かない場所に子供が行くことで不安になるのはお母さんも同じ。
幼稚園を嫌がりだすとどうしても心配で、本人に園での様子をしつこく聞いてしまいがちです。
お母さんに聞かれることが負担になる場合もあるので、幼稚園での様子はあまり聞かないようにしましょう。
幼稚園から帰ってきたら、がんばって通園したことを褒めてあげましょう。
そしてできるだけお子さんと家で楽しくすごし、「明日も幼稚園から帰ってきたら楽しもうね」と声かけをして通園をうながしてみるといいでしょう。
あせって対応するのではなく、長い目で見て対処していきましょう。
3.まとめ
子供が幼稚園を嫌がったときの理由や対処法について考えてみました。
- 通園を嫌がる理由をさがす
- 本人にしつこく聞くのは避ける
- 先生方と連絡をとって協力してもらう
- 家では楽しく過ごす
- あせらずに子供とむきあう
嫌がる子供を幼稚園に送り出すのがつらい時もあります。
しかし、嫌がっていても日中は幼稚園で楽しく過ごしている場合もあります。
悪い方に考えすぎず、親がどっしりかまえていることが子供の安心につながるかもしれませんね。