子供がどうやら保育所から風邪をもらってきたらしい。
朝には元気だったのに、今は鼻水が止まらないし、食欲もあまりないみたい。
「これはまたもらっちゃうパターンかな…」と思っていたら案の定、翌日にはママも喉がイガイガ、お鼻ズルズル…こういう経験よくありますよね。
なぜか、子供の風邪って大人にすぐうつってしまうように感じます。
でも、実際のところどうなのでしょう。
子供の風邪って特別?うつりやすい原因があるのでしょうか?
今回はそんな疑問を紐解いて、対処法を調べてみました!
1.子供の風邪がうつりやすい原因
ちびちゃんが風邪を引いてしまったので今日は保育園をお休み。
食欲が捗らず、朝ごはんもバナナを少しかじっただけ(残りはもったいないから私が食べてしまった)。
くしゃみ・鼻水もひどくて、さっきもおでこで熱を測っていたら大人みたいなくしゃみをしていた。
気づくと袖で鼻を拭ってしまうから後で着替えさせなきゃな…。
今はおとなしく寝ているので掃除を早く済ませてしまおう。
ゴミ箱は鼻をかんだティッシュでいっぱいだから袋にまとめて、あっ、埃で目が痒いなぁ(ゴシゴシ)
さて、このママはもれなく子供の風邪をもらってしまうのですが、どこがまずかったのか分かりますか?
実は以下の3つが感染経路になっています。
- 子供の食べ残したものを口にした
- 至近距離でくしゃみを受けた
- 鼻水の付いた服やゴミに触れた手で目をこすった
2.は「飛沫感染」といって、咳やくしゃみによって鼻水や唾液が飛び散り、ウイルスが体内に侵入するパターンです。
人がくしゃみをするとその飛沫は1~2mくらい飛んで落下します。
親と子供はどうしったて距離感が近いもの。
その密着性が風邪のうつりやすさに繋がってしまうようです。
そして感染経路として最も多いのが1.と3.。
この二つは「接触感染」といって、風邪の人の唾液や鼻水が付着したものに触れることで感染するものです。
子供の食べ残しに限らず、箸やスプーンを共有したり、やってしまいますよね^^:
子供の唾液を直接取り込む行為なので風邪のときはさすがに…という方もいらっしゃるかもしれません。
しかし3.はどうでしょう?
洗濯もお掃除も実はウイルスを取り込む危険がいっぱい!
この他にも、風邪引きさんの触ったおもちゃ、ドアノブ、ママの服…ウイルスはあらゆる場所に散らばっていきます。
これではもう風邪菌に包囲されているようなものですよね。
このように親と子の密着性、家庭内へのウイルスの拡散と接触の多さが子供の風邪のうつりやすさの原因と言えそうです。
2.子供の風邪をもらわない方法
風邪のウイルスが家中に蔓延しているからといって全部をアルコール除菌するのは現実的ではないですよね。
そこで重要になるのが「手洗い」です。
食べる前はもちろん、コップや皿など口に触れるものを取り扱う前にも手を清潔にしておきましょう。
どうしても手洗いが難しいときはアルコール配合のウエットティッシュを用意しておくと便利ですよ。
ところで、風邪予防の手段としてマスクはどうなのでしょう?
実はこれ単体ではあまり有効な方法とは言えません。
マスクの生地は飛沫を遮断することはできますが空気中に浮かぶウイルス自体は通してしまいます。
また、鼻や口を守ることはできても同じくウイルスの侵入経路である「目」まではカバー出来ません。
喉の保湿という点では優れているので、手洗いと併用することが風邪予防に効果的です。
その他、
- こまめにうがいをする
- 加湿機などで部屋が乾燥しないようにする
- 食べ残しを口に入れない
- 栄養・睡眠を十分に取って免疫力を高めておく
なども手洗いと一緒に行うといいですね。
免疫力を高めておくと、ウイルスが体内に侵入しても発症まで至らなかったり、また症状が軽く済んだりします。
3.まとめ
子供の風邪がうつりやすいのは、「家族」という生活集団の密着性の高さが原因になっていると考えられます。
特に親は、子供と接する時間が長く、また同じ空間を共有しているためにウイルスに接触する機会が多くなりがちです。
しかし、感染経路を遮断することで風邪を予防することは可能です。
なにより大切なのは手洗いの徹底。
並行して、マスクを着用する、うがいをする、加湿する、食べ物や食器等の共有を避けるなどの予防対策を行うことで感染リスクを大幅に軽減することができます。
また、風邪の発症を防ぐために自己の免疫力を高めておくとこも大切です。