野菜ジュースには効果がない!?その栄養価と、効果的な飲み方、時間とは!

野菜ジュース

栄養補給に便利な飲み物の一つとして、野菜ジュースがあります。

種類もたくさんあり、野菜の色で分けてあったり、味で分かれていたりしており、美味しく飲めるものが多くありますよね。

朝ごはんの時間にはいつも野菜ジュースを飲むという方もいらっしゃるかと思います。

「野菜○○グラム分」などの宣伝を聞いたりしますが、栄養価は野菜を食品として食べる場合と同じなのでしょうか?

あのようなジュース状態にすることで、栄養価は保たれたまま吸収できるのか少し疑問です。

また、どうせ飲むなら効果的な飲み方をして吸収効率を上げたいですよね。

野菜ジュースにする過程で変化する栄養価と、効果的な飲み方、飲む時間について調べてみました。

スポンサーリンク
レクタングル(大)

1.野菜ジュースにすることで無くなる栄養価

野菜ジュースを製造する過程で、無くなる栄養価が存在します。

それは下記の2つです。

  • ビタミンC
  • 不溶性食物繊維

ビタミンC

野菜ジュースを製造する過程で、濃縮や殺菌を目的とした加熱が行われます。

ビタミンCは熱に弱い栄養素になるので、この加熱工程で無くなってしまいます。

不溶性食物繊維

食物繊維には下記の2種類があります。

  • 不溶性食物繊維
  • 水溶性食物繊維

野菜ジュースを飲みやすくするために、この不溶性食物繊維は製造過程で取り除かれます。

この工程により、実際の野菜に含まれている食物繊維と比べて、野菜ジュースの食物繊維は半分以下になります。

無くなってしまう栄養素は上記の2つになりますが、ほかのビタミン類も野菜そのままで食べるより栄養価が下がってしまうという調査結果もあります。

栄養価が下がるはずなのに、特定の栄養素について高い数値が表示してあるものは製造途中で栄養素を添加しています。

これらの野菜ジュースは野菜を食べるのと同じくらいの栄養素があるか、それ以上のものもあります。

参考:野菜ジュースを飲めば、野菜を食べるのと同じ効果がある!?

時間

2.効果的な飲み方

1.で述べたように野菜ジュースは野菜をそのまま食べるよりは栄養価が低い状態のものになります。

野菜ジュースは野菜不足を補助的にカバーするという飲み方が効果的です。

飲み方①:炭酸ジュースやソフトドリンクなどの代わりに飲む

生活している中で野菜ジュース以外のジュース飲料を飲む場合は、野菜ジュースに置き換えましょう。

ファストフードのセットドリンクや、ファミレスのドリンクバーなどでも野菜ジュースのあるところがほとんどなので、そういう機会にも野菜ジュースにすると、補助的な摂取が可能です。

飲み方②:ビタミンCと食物繊維の含有量が多いものを飲む

製造過程でビタミンCと食物繊維はなくなりますが、そのことを考慮し、あとから添加している野菜ジュースもたくさんあります。

これはパッケージを見れば、そのことが確認できます。

飲み方③:塩分不使用を飲む

味を美味しくするために塩分を多く使用している野菜ジュースもあります。

塩分の多いジュースを飲む頻度が高くなると、高血圧になり、血管の病気につながる危険性が出てきます。

効果的な飲み方

3.効果的な時間帯

朝の時間に飲食するものは体への浸透率が高く、吸収されやすくなります。

また、朝に水分である野菜ジュースを飲むことにより、代謝と血流も良くなります。

食前

野菜ジュースですが、食前に飲むことが栄養素を効果的に吸収することにつながり良いとされています。

食前に食物繊維を多く含む野菜ジュースを飲めば、その後に食べる食事による血糖値の上昇が抑えられます。

食事と一緒に野菜ジュースを摂ることで、その食事の不足しているビタミン類も補えます。

15:00前後

15:00前後は脳の糖分が不足し、集中力が下がってくる時間になります。

また、この時間帯は体に脂肪が最も溜まりにくい時間とされています。

このことから、野菜ジュースのカロリーが気になる方は15:00前後に摂取すると良いでしょう。

4.断食時と野菜ジュースの相性は悪い!

断食ダイエットを行うときに野菜ジュースを飲んで過ごすという方もおられるようですが、これは危険になります。

断食を行うことでデトックスを目的とされると思いますが、野菜そのままを食べるほどの食物繊維は野菜ジュースだけではとれません。

また、老廃物のデトックス効果の働きを担う酵素も野菜ジュースには、野菜をそのまま食べるより少なくなっています。

野菜ジュースにはデトックスに必要となる栄養素が少なくなっているため、本来の目的が果たせなくなってしまいます。

栄養価

5.まとめ

野菜ジュースは効果的な飲み方を意識すれば、優れた栄養補助食品となります。

ただ、それを過信して野菜ジュースだけ飲んでいれば大丈夫という考えはいけません。

栄養不足を招いて、最悪の場合体の不調を引き起こしてしまう可能性もあります。

普段の食事に足りないと思える栄養素を考えて、それらを補う目的で野菜ジュースを選び、取り入れていくと良いと思います。

今は昔と比べて非常にたくさんの野菜ジュースが売られているので、自分にあった野菜ジュースを見つけると良いかと思います。

スポンサーリンク
レクタングル(大)
レクタングル(大)

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする