ちゃんとすすいだつもりでも、まだシャンプーが残ってた!なんてことありませんか?
シャンプーの洗い残しは髪に良くないと聞いたので調べたところ、抜け毛になるという笑えない事実が分かりました…!
今回は、シャンプーの洗い残しで起こる抜け毛についてお話ししますね。
1.シャンプーは洗い流す前提で作られている
シャンプーは本来、髪や頭皮を洗浄するもの。
商品によって髪にツヤを与えたり、髪をサラサラにする成分が含まれています。
いずれも、ずっと付けていて良いものではなく、しっかり洗い流す必要があるんですね。
石鹸やクレンジング、洗剤などと同じです。
私は以前、ひどく手が荒れてしまったことがありました。
皮膚科へ行くと、食器用洗剤の付着残りが原因だと言われたんです。
付着していた食器用洗剤を洗わなかったり、タオルで拭き取るだけにしていたのが悪かったようです。
また、シャンプーの洗い残しについて、マウスを使った実験報告があります。
マウスにシャンプーを付着させて数日置くと、その部分だけ毛が抜けてしまったのだそう。
洗浄成分が配合されているものは、基本的に洗い流す前提で作られているのが分かりますね。
2.シャンプーの洗い残しで抜け毛になるのはなぜ?
シャンプーが残っているということは、洗い流すはずだった汚れや皮脂も留まっていることになりますよね。
そうすると汚れや皮脂が酸化し、老廃物になって頭皮の毛穴を塞ぎます。
塞がれた毛穴は健康な髪を作れなくなり、栄養を貰えない髪は1本1本抜けていってしまいます。
また、洗い残したシャンプーの成分が頭皮を炎症させることも、抜け毛の原因に。
抜け毛にはヘアサイクル(毛周期)によって、自然に毛が抜け落ちる休止期があります。
自然脱毛と言って、新しい毛を生やすため、古い毛が抜けていくんですね。
自然脱毛なら、次に健康な新しい髪が生えてきます。
でも、シャンプーの洗い残しが原因で発生している抜け毛は、頭皮が弱っている状態。
抜け落ちても生えてこないか、生えてきても細く弱い毛になる可能性が高いとのこと。
そんな状態が続けば、いずれ薄毛にまで発展してしまうかもしれません!
3.シャンプーの洗い残しで起こる抜け毛以外の髪トラブル
洗い残したシャンプーで頭皮が炎症すると、痒みが起こりやすくなります。
掻くと頭皮を傷つけるため、そこから菌が侵入して炎症が酷くなり、湿疹や痛みを伴うことも。
また、洗い残した皮脂が毛穴を塞ぐと、酸化した皮脂が固まってフケになります。
そして、洗い残したシャンプーや老廃物が毛穴に詰まると、頭皮や髪のベタつき、においを発生させます。
毛穴からは本来、頭皮を守るため皮脂が適度に分泌されているのですが、マラセチアと呼ばれる常在菌(体内に存在する悪さをしない菌)が食べて分解してくれます。
ですが毛穴が詰まると常在菌が不足し、分解しきれなくなった皮脂がどんどん溜まって、ベタつきやにおいになるのです。
このように、シャンプーの洗い残しだけで幾つもの髪トラブルが発生してしまうんですね。
4.まとめ
シャンプーの洗い残しは、抜け毛を筆頭に様々な髪トラブルを起こすのが分かりました。
抜け毛だけではなく、薄毛やにおいにも繋がるなんてゾッとしますよね。
遠足は帰るまでが遠足と言うように、シャンプーは洗い流すまでがシャンプーと覚えておきましょう!
シャンプーの洗い残しを起こさない方法を下記でご紹介しております。
よろしければご参考ください。