重たい荷物を持ちあげた瞬間、『ビキッ』と電流が走ったみたいに腰に痛みがあった。
横になることはできるけど、思ったように動けなくて不安になったり、悩んだりしているのではないでしょうか?
でも、大丈夫です。
なぜなら、適切な対処を行うことで、治る期間は早くなります。
また、適切な予防法を行うことで、ぎっくり腰になる可能性を大きく減らせることが可能です。
ぎっくり腰を早く治すことと予防方法の秘訣をお伝えしていこうと思います。
目次
1.ぎっくり腰とは?
ぎっくり腰になる原因は3つあります。
①筋肉の慢性疲労
症状として、いきなり痛みが現れます。
日常の中で同じ動作をしていても、筋肉疲労は必ず起こります。
それが少しずつ積み上がって、ぎっくり腰になるのです。
②骨の歪み
2つ目は、骨の歪みが原因になってぎっくり腰になる可能性があります。
私たちの生活は、限られた姿勢でいることが多いです。
それが、原因で体の柔軟性が失われます。
筋肉のアンバランスを生み出して、骨の歪みに繋がるのです。
③過負担
3つ目は若い人たちや、運動選手にも多いぎっくり腰の1つの原因です。
『勢いよく振り返った時に』『いきなり動いたときに』などの、動きの切り替えの時に、腰に過負担がかかりぎっくり腰になるのです。
2.ぎっくり腰の期間と症状
ぎっくり腰になると、腰を前に曲げたり、後ろに反ると言うことができなくなります。
『腰を動かすと痛みがある』という場合は、ぎっくり腰です。
個人により差がありますが、ぎっくり腰が完全に治るのは14日間程かかると言われています。
それでは、ぎっくり腰の期間と症状を詳しく書いていきます。
1日目~3日目
激痛でなにもできない期間です。
この期間は安静にすることが大切です。
4日目~6日目
少し痛みが和らぐ期間です。
1~6日目までの間には病院に行きましょう。
7日目~10日目
少し違和感があると思いますが、痛みが少なくなってきます。
ただ、完治しているわけではありませんので、動くときも少しずつ動かしてください。
11日目~14日目
この期間で完全に痛みがなくなる方もおられます。
ただし、痛みがなくなったからと言って重いものを持つのはやめましょう。
3.ぎっくり腰の応急処置と、いつからお風呂に入れるのか?
ここからは適切な応急処置を詳しく書いていきます。
ぎっくり腰初日
冷却タイプの湿布を貼って、安静にしてください。
(アイスノンでも大丈夫です。)
腰を温めるのは禁止なので、お風呂には入らないでください。
我慢できない痛みなどがありましたら、鎮痛剤を飲んでも大丈夫です。
2日目~5日目
腰を暖めすぎないように、ぬるいシャワーなら浴びても大丈夫です。
炎症を抑える貼り薬を続けて安静にしていてしていてください。
この期間までに病院へ行き、お風呂に入っても大丈夫か聞いてみてください。
いつからお風呂に入れるかは、症状により個人差があります。
6日目~14日目
この期間は、少しずつ普通の生活に戻れるようになります。
腰の筋肉が衰えてしまっている可能性がありますので、急な動きはしないでくださいね。
腰回りのサポーターを利用すると、腰への負担を減らすことが可能です。
4.どうして安静より動かした方が治りが早いの?
ぎっくり腰の基本は、『安静』と言われています。
ですが、ぎっくり腰が起こっているときは、筋肉が縮まっている状態です。
ずっと動かないでいると、余計に固まってしまい痛みが取れなくなってしまうのです。
なので、症状が落ち着いてきたら、少しだけ動かせるところは動かしてあげてください。
5.動けるようになっても無理はしない
動けるようになったからと言って、無理に動いてしまうとまた痛みを伴うことがあります。
なので、整形外科等の作業療法士や、理学療法士の方などの、プロのケアを受けてみるのをオススメします。
ぜひ、体験してみてはいかがですか?
6.ぎっくり腰の予防対策
ぎっくり腰にならないためには、血行の循環を良くしましょう。
朝や冬場は、血行の循環が悪い状態なのでふくらはぎのマッサージをしましょう。
2~3分揉んでるだけで、血液の流れが良くなり、血液の循環が良くなります。
あと、半身浴が良いとされています。
お湯はみぞおちくらいまでで、心臓は温めないようにしてください。
腕を温めてしまうと効果がありませんので、腕はお湯につけないこと。
お湯の温度は39~40度位にして、あまり熱くしすぎないでください。
お腹の中まで温まるのに、最低でも20分は半身浴をしましょう。
長い分にはいくら長くてもいいそうですよ。
本を読んだり、スマホを見たり、工夫して楽しく行えば誰にでもできることですよね。
体の芯まで、のぼせずに温めることができるので、お風呂を出た後も、体がポカポカするのを感じることができると思います。
ぎっくり腰の予防と健康や美容に半身浴は欠かせませんね。
7.まとめ
- ぎっくり腰には、『筋肉疲労』『骨の歪み』『過負担』の3つがあります。
- 14日間程度で治るということが分かりました。
- とにかく冷やすのが大切です。温めると痛みが強くなるので気を付けましょう。
- いつからお風呂に入れるかは病院の指示を仰ぎましょう。
- 安静も大事ですが、少しずつ動かせるところは動かすのも大切です。
- プロのケアをオススメします。素人判断で、完治したと思わないでください。
- 半身浴と血行の循環を良くすれば、ぎっくり腰の予防対策になります。
もし、ぎっくり腰になってしまったらこれらを試してみてくださいね。