20代の肌は「ターンオーバー」といわれる肌再生周期が28日前後(30歳で40日前後40歳で50日前後)と約一か月で肌トラブルが解決できてしまう肌の再生能力が高い年代です。
特に健康な20代はもっとターンオーバーが早いです。
そんな肌機能が高い時期に美容液など必要ないと思っている20代の方は多いのではないでしょうか?
実はそんなことありません。
20代だからこそ正しいスキンケアと自分の肌に合った美容液が必要なのです。
1.20代の肌の状態
肌の土台がまだ新しくトラブルは起きにくいのですが、過度なメイク、スキンケアの怠り、不規則な生活といった肌ダメージを気にしない・間違ったスキンケア方法が原因で、大人ニキビや毛穴などの肌トラブルが起きやすくなります。
10代の頃に比べて皮脂の量は増えるのに水分量は減少します。
これが原因で顎周りは乾燥しているのに額はべたつくという混合肌や、全体的にカサカサする乾燥肌、過度なメイクや間違ったスキンケアによる肌トラブルの起きやすい敏感肌といった肌タイプがはっきりと分かれてきます。
2.正しいスキンケア
肌再生能力が高いことから間違ったスキンケア方法やシンプルなスキンケアを行っていても肌へのダメージに気がつきません。
今まで肌に何の問題もなかったという20代の方も、正しいスキンケア方法でメンテナンスしなければ、25歳前後から肌の土台をどんどん崩してしまい、後々肌トラブルが多くなります。
今後現れる肌トラブルを防ぐためにもスキンケアの見直しが必要です。
2-1.順番
スキンケアは下記の順番で行いましょう。
- クレンジングでしっかりとメイクを落とし、洗顔で老廃物をしっかり取り除く。
- そのあと水分の保湿でしっかり肌表面を整える。
- 最後に水分を閉じ込めるのと肌のバリア機能を守るために美容液を使う。
基礎の順番通りにするとなると結構面倒ですね。
このことから、クレンジングと洗顔が一緒になったものや、オールインワンタイプの美容液を使う方も多いと思います。
ですがこういった複合タイプはメインでのスキンケア方法として続ける事はやめましょう。
どうしても疲れて早く寝たいときや旅行先でのスキンケアにとどめます。
2-2.ライン使い
洗顔から美容液まで使用するものを全て同じメーカーでライン使いした方が成分の過不足なく補えます。
混合肌・乾燥肌・敏感肌どのタイプでもこの基礎は同じですが、使うべき美容液は自分の肌に合ったものです。
3.【肌タイプ別】必要な美容液成分
混合肌
ニキビや毛穴が気になる混合肌・・・グリチルリチン酸2K、アスコルビルリン酸などのビタミンC誘導体
乾燥肌
乾燥・ごわつきが気になる乾燥肌・・・セラミド、ヒアルロン酸、コラーゲンなどの高保湿成分
敏感肌
肌トラブルが多い敏感肌・・・セラミド・ヒアルロン酸が多い、エタノールフリー、界面活性剤が少ない高保湿成分がメインに含まれている美容液
すべての肌タイプ
保湿成分である「セラミド」が配合されている美容液です。
角質層によく浸透し肌のバリア機能を改善する効果があります。
乾燥肌に向いていると思いがちですが、混合肌の方も水分が足りていないことで皮脂が余計に多く感じます。
敏感肌の方はバリア機能を高めることで肌質改善することが出来ます。
他におすすめしておきたいのが将来必ず現れるシミ対策として美白成分の「アルブチン」「エラグ酸」です。
肌への刺激がほとんどなく、シミの原因であるメラニン色素を除去する効果があります。
エラグ酸は植物由来の天然フェノール系抗酸化物質で高い美白効果が認められています。
4.まとめ
20代の肌に必要な美容液の成分は他にもたくさんありますが、なかでも代表的な成分をあげました。
美容液を選ぶ際に参考になれば幸いです。
30代に入ると20代で受けた様々な肌ダメージがいっきに出始めスキンケアの差が明白に現れます。
ターンオーバーが長くなるので肌トラブル改善に時間と費用がかかります。
だからこそターンオーバーが活発で美容液の効果も良く発揮される20代前半から正しいスキンケア方法で肌の土台を保ち、自分の肌タイプに合った美容液を使い、早めの改善をしていくことが重要です。