【介護士の資格】種類と資格取得の費用について

介護士

介護士の資格取得の費用はどのくらいでしょうか?

種類によって金額は異なりますが、どれも決して安いものではありません。

ただ、給料にも関わってくるので、介護の仕事を検討されている方は、資格取得について調べておいて損はないと思います。

今回は、介護士の仕事における資格の取得費用を資格の種類別にまとめてみました。

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1.介護職員初任者研修取得費用

まずは、介護士の登竜門と言われる介護職員初任者研修です。

これは、7万円から10万円の間で取得できます。

もちろん資格スクールによっても違います。

ただ、費用の安いところが悪いとか、高い値段だから良いということはありません。

日本人は高いものを見ると、良いものだと勘違いしてしまう傾向がありますが、そうではなく、特徴の違いです。

資格には筆記試験があります。

それ自体はとても簡単なもので、99パーセント受かります。

ただ、今後法改正がなされていく中で、難しくなる可能性もあります。

その試験に落ちると、再試験の料金が発生して費用が増えるところが多いです。

お金さえあれば資格取得は簡単です。

昔のホームヘルパー2級を難しくしたのが、介護職員初任者研修です。

ただ、労力を考えると、昔のホームヘルパー2級は実務研修として介護施設で実際に働かないといけないので、介護職員初任者研修の方が簡単な印象を受けました。

資格取得

2.介護福祉士実務者研修取得費用

次に、昔のホームヘルパー1級にあたる介護福祉士実務者研修です。

これも10万円かかります。

介護士の業界では、介護職員初任者研修ばかりがピックアップされていますが、介護職員初任者研修を受けなければ介護福祉士実務者研修を受けられないというわけではありません

そのため、介護職員初任者研修を飛ばして、介護福祉士実務者研修を受けることをおすすめします。

何故かというと、この二つを重複して取得しても意味がないからです。

そして、介護福祉士実務者研修にはある特典がついています。

それは、介護福祉士を受けるための必需科目であるということです。

介護福祉士は、3年の実務経験と、介護福祉士実務者研修の二つの要素が合わさって初めて受験に臨むことができます。

介護福祉士実務者研修には実技試験があります。

これはそれなりに落ちる人もいます。

そして、落ちれば再試験の費用が発生します。

そのため、真面目に勉強をしておくことをおすすめします。

介護士

3.介護福祉士取得費用

介護福祉士は、介護職員にとって憧れの資格です。

受講料は法改正などによって変動することもありますが、10000円前後です。

ただ、参考書を買う必要があります。

何も知識なしで受験するにはかなりリスクが高いと言えるでしょう。

参考書代を合わせると、費用は20000円程度になります。

もちろん落ちれば再受験しなければいけません。

そうなればまた、費用がいります。

介護福祉士の最大の弱点は、前述した通り、介護福祉士実務者研修を受けていないと受験資格がないことです。

介護福祉士実務者研修は10万円かかります。

つまりは介護福祉士になるには、最低でも12万円は必要となります。

また、介護福祉士として登録する必要があり、それに別途5000円かかります。

そして、介護福祉士になるには、別ルートもあります。

それは専門学校で学んで資格を取ることです。

そうなると、300万円、400万円といった費用がかかります。

個人的にはこの方法はおすすめしません。

介護施設は何処も人手不足で就職難になることもないですし、わざわざそこまでして介護福祉士を取っても、元手を取り返すのにかなりの時間を弄することになります。

長く介護をやっていこうというのならばいいですが、外国人労働者の受け入れや、賃金のダウンなど先行きの不安な職種なだけに安易に受けるものではありません。

介護に対して真剣ならば介護福祉士は最大の武器になります。

ケアマネージャーは、実務経験があれば取れます。

しかし、合格率20パーセントという難関であり、何度も挑戦して落ちている人もいます。

落ちればそれだけ受験料が嵩むので、しっかりとした対策が必要になるでしょう。

費用

4.まとめ

介護の資格取得費用は意外にも高いです。

元々は介護福祉士実務者研修を取らないで、実技と筆記で介護福祉士の資格が取れていたのですが、法改正があり、介護福祉士実務者研修が必需となってしまいました。

介護の世界というのはどんどんと資格が難しくなってきています。

昔はただ通っているだけで手に入れられると言われていたホームヘルパー2級も試験が必要になり、今はまだ簡単ですが、これから難しくなっていく可能性があります。

法改正で右往左往するのは、現場の職員です。

そして、政府は何故、法改正をするのかということを教えてはくれません。

おそらくは少子高齢化社会になっていく上で、高齢者の支持者が増えたことで、福祉サービスを充実させたように見せかけたパフォーマンスをすることで、票を集めている政治家がいるのです。

これはれっきとした数の暴力です。

しかし、民主主義社会である以上、仕方がないことかもしれません。

介護の資格は時間が経つにつれて法改正によって高くなります。

介護の世界に入りたいと思うのであれば、資格を取り、それらの情報収集は常に行っておくことが専門家へ通じる道だと思います。

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