ケアマネージャーという言葉を聞くことがたまにありますよね。
みなさんはケアマネージャーとは何かご存知でしょうか?
ケアマネージャーの仕事概要は、介護を必要としている方の介護計画(ケアプラン)を作成したり、見直しになります。
例えば、ある介護を利用されている方に対し、ケアプランの変更を求められたりした場合、ケアカンファレンス(会議)を開いて、担当の介護職さんや看護師、生活相談員、管理栄養士さんが集まり、ケアプランの変更を行ったり、ご家族に説明をして、同意を得た上でケアプランの実行を指示したりします。
次からはケアマネージャーの資格の紹介を行っていきます。
目次
1.ケアマネージャーになるには?
仕事をするには、「介護支援専門員実務研修受講試験」を受験しなければならず、受験資格や試験は介護福祉士試験より難関です。
例えば昨年(平成28年)10月に行われた試験では、全国で12万人が受験し、合格したのはわずか16000人。合格率は全国平均で13.1%でした。
私もその一人でしたが、今年、再受験です。
2.ケアマネージャーの受験資格とは何か?
平成29年の試験までは、介護福祉士、看護師などの資格を持っている実務試験5年以上かつ900日以上の就業日数が必要ということもしくはヘルパー2級を持っていて10年以上の実務経験があることが条件でしたが、平成30年からは介護福祉士、看護師の資格を取得して5年以上の実務経験者に変更になります。
再受験の方は変わらないですが、来年からは受験資格が変わるので、早めに受験するなら平成29年度の試験を受験することをオススメします。
また、社会福祉士や精神保健福祉法なども受験することはできますが、相談員業務をして5年以上の実務経験がないと受験することはできません。
相談員としてさらなるスキルアップ目指すなら、社会福祉士でも精神保健福祉士でも受験することは可能です。
3. 年々下がる合格率?!ケアマネージャー試験とは何でこんなに低いのか?
ケアマネージャー試験は年々合格率が下がっており、国家資格である介護福祉士や社会福祉士などより難関試験と言われています。
例えば、平成29年の試験は東京都の例で言うと、受験者は9567人に対し合格者は1584人でした。合格率は16.5%と前年度の合格率が19.0%だったため、前年度の試験より下降していることがわかります。
なぜかというと、受験範囲が変わったことにまず問題があります。
4. 受験範囲の変更で合格率が下がる試験へ
ケアマネージャー試験は、介護支援分野、保険医療、福祉分野と3分野の試験が60問あり、1問1点なのですが、平成26年の試験を最後にそれまで保有する資格によって科目免除がありました。
しかし、平成27年からは科目免除制度が廃止され、資格関係なく全員60問を解答しなければならなくなったのです。
その60点満点の試験をその年によって異なりますが、だいだい6割以上の点数が取れていれば合格できるのです。
ちなみに平成28年の配点は32点(東京都の場合)でした。
私は25点で7点マイナスで不合格だったので、イチからみっちりやれば、運が良ければ今年は合格できるかも・・・です。
5. ケアマネージャー試験、合格の後は?
ケアマネージャーの試験に合格したあとは、実務者研修という研修を受けることになります。試験に受かったからとそれで終わりではないんです。
おおよそ3ヶ月ほど研修期間があり、仕事を休んでいくことになるようです。
申込みは合格したあと、各都道府県に申請し、資格証をもらったのちケアマネージャーとして胸を張って仕事することができるようになるのです。
東京都の方で今年、合格された方は「レアな資格証」になりますね。
だって、あの「小池百合子」さんの名前が入っているのですから・・・。
私も頑張らないと!!
6. まとめ
以上のようにケアマネージャーの仕事や試験についてまとめてきましたが、
いかがだったでしょうか?
ケアマネージャーとは何かという疑問をお持ちの方が多いかと思いますが、実はかなりの難関資格です。
ケアマネージャー試験は介護福祉士や社会福祉士とは違い、60問という短い問題を解いて(介護福祉士は125問、社会福祉士は140問)合格しなければならないので、本当に介護福祉士や社会福祉士より濃く勉強しなければ合格できません。
私は今年、合格しなかったら、社会福祉士を取るまでは試験は受けません。