介護士は資格なしだと給料が低い!?

給料

介護士というと、資格がいるという印象をお持ちの方もおられるかと思いますが、実際は資格なしでも働けます。

どこの施設も人手不足で実際には資格を持っていなくても、仕事に就けることが多いのが実情です。

ただ、無資格でも雇ってくれるところは、それだけ夜勤が多いなど仕事がきついことが多いです。

このような実情の介護業界ですが、資格なしとありでは給料に差があるのでしょうか?

差があるのであれば、資格取得にも意欲がでてきますよね?

そこで今回は介護士は資格なしだと給料は低いのかについて、資格別にまとめてみました。

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1.介護職員初任者研修(ホームヘルパー2級該当)の給料

最近だと外国人労働者が増え、介護の質を落とすことを施設は懸念しています。

最低限の日本語とサービスの提供ができないと、介護される側も、使用する側も役に立たないものです。

そのため、昔のホームヘルパー2級に値する介護職員初任者研修を持っていないと雇ってくれないところが増えています。

ただ、介護職員初任者研修で給料が上がるということはあまりありません。

大きな施設によってはきちんと資格手当が出るところもありますが、介護職員初任者研修程度だと殆どの施設は資格手当が出ません。

これは何故かというと、介護業界は引き算で利益を上げているからです。

どういうことかというと、施設の入所者の数は決まっています。

つまり最大利益は既に固定されているのです。

サービスが良ければ増えるというわけではありません。

そのため、どれだけ支出を減らせるかというところが介護の基本になっています。

資格なし

2.介護福祉士実務者研修(ホームヘルパー1級該当)の給料

介護職員初任者研修より上級の介護福祉士実務者研修も給料面では同じような扱いになり、あまり給料に反映されません。

昔のホームヘルパー1級に当たる資格なのですが、介護業界では、「あんなもの役に立たん」と思われている節があります。

資格なし

3.介護福祉士の給料

介護福祉士実務者研修より上級の介護福祉士は絶対に資格手当が出ます。

介護福祉士は3年の実務経験及び介護福祉士実務者研修を受けていないと取ることができません。

そのため、それだけの経験者として重宝されるのです。

3年の実務経験が証明されているということは、非常に雇用する側にもメリットがあります。教育する必要がないのです。

もちろん、施設によってやり方が違いますので、教えることもあります。しかし、おむつ交換や入居者の車椅子やベッドへの移乗など、応用できる部分はフルに応用することができます。

介護福祉士は基本的に月5000円程度の上乗せがされます。

4.ケアマネージャーの給料

介護士の憧れであるケアマネージャーは介護の現場では手当はでません。

実務経験5年はいるので、信用できる要素にはなります。

5年もあればかなりのものです。

しかし、介護の現場とは全く無関係であり、介護で働くというよりも、介護をどう働きかけるのか、ということを重点とした資格です。

ケアマネージャーを取ったら、転職するのが一番でしょう。

おおよそですが、介護士の給料は月に18万円程度で、ケアマネージャーは月に30万円程度です。

また、資格スクールの講師などもやれば、その分、副収入を得ることができます。

ケアマネージャーは介護の現場では役に立ちませんが、介護を卒業して新たなる一歩を踏み出すためには非常に優れた資格なのです。

5.介護士の給料について

介護士の基本給は18万円程度と言いましたが、きつい、きたない、きけんの3Kと呼ばれている介護の仕事において、この金額は少ないとお思いの方もいらっしゃるかと思います。

介護の仕事には夜勤もあります。

17時間から20時間の拘束で、夜勤手当が4000円程度というところも多くあります。

そのため、実際に働いた時間と比べれば、かなり安いと言えるでしょう。

それに加えて血液感染や肺炎の感染など感染リスクもあります。C型肝炎やB型肝炎の人も多くいるので、それを素手で触ると、感染リスクもあります。

また、便失禁などをおこす認知症の人もいますので、そうしたものに抵抗がないとできません。

ネガティブなことを書きましたが、介護には介護ならではの目的や、ここでしか経験できないやりがいがあります。

例えば親の介護について学びたいという人もいます。

おじいちゃんっ子、おばあちゃんっ子だからそれに携わる仕事に就きたいという人もいます。

施設によって違いますが、介護の仕事というのはそこまで力仕事があるわけではありません。介護現場に女性が多いのをみれば一目瞭然です。

どうやって力を入れずに介護ができるかということを常に研究しています。

仕事内容も流れ作業で、覚えやすく、簡単です。

そのため、楽な仕事であると考える人も数多くいるのです。

また、人と関わることが好きな人は、介護に向いています。

人と関わって、それでお金を得ることができるからです。

介護士の給料は安いです。

しかし、やりがいはあります。

介護士

6.まとめ

介護の仕事は業務内容に対して、給料があまり高くないのが実情です。

資格で給料を上げることはできますが、それは資格の種類にもよります。

【介護士の資格】種類と資格取得の費用について

介護の現場は、給料が上がるのは介護福祉士だけです。

それ以外は、介護の仕事に入るまでの登竜門のようなものです。

ただ、雇われやすいというだけなのですね。

逆に言えば、介護士が資格なしでも給料が下がるということはありません。

資格なしだと未経験者として、逆に手厚く指導して貰えるというメリットもあります。

資格なしでもチャレンジすればいいだけの話ですし、もしも介護が合わないとなれば折角取った資格も無駄になってしまいます。

まずは資格なしでやってみるのも一つの手でしょう。

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