塾の国語といわれるとなんだかピンときません方も多いかもしれません。
それは当然と言えば当然で、多くの人にとっては国語は「できなくはないけど、できるかといわれればちょっと・・・」という微妙なところにある教科だからです。
お金も時間も限られている中で教科を選ぼうとすると、やはり数学や英語を選ぶ人が大半でしょう。
では国語ってそんなどうでもよい教科なのでしょうか?
決してそんなことはありません。
国語もきちんと塾で教わる必要があり、教え方も非常に大切な教科になります。
今回は国語の教え方の重要性、教え方のコツにについてご紹介いたします。
1.国語の教え方の重要性
国語は日常で使いますし現代文でも古文でも使います。
それだけではなく日本人が英語を学ぶときには必ず使いますし、数学や理科のような科目でさえ国語抜きでは考えられません。
国語力が向上するということは教科全体の成績が上がることにつながります。
ですから国語をなめてかかってはいけません。
国語の最大の目的は文章を書くということです。
自分の幼少期を思い出してもらえば、絵日記に始まり読書感想文を経て小論文にまで、成長ととも書けるものの内容がどんどん高度になってきます。
ただ、書くためにはやはり大量の文章を読む必要があり、それが国語の点を決めているのです。
最近の生徒はおそらく本など読まない子がほとんどでしょう。
読書量は国語力を決める重要なファクターです。
塾の先生としては国語で生徒が困っている時は、どこをどのように読んだら答えが出せるかを知ってもらうことが一番重要です。
2.国語の教え方のコツ
国語の問題を解くときこういう風に教えたらよいというコツをご紹介いたします。
◎答えの根拠は本文中に必ず見つかる
これは大原則ですね。
昨日読んだ本の中にあった、とかではなく、必ず本文中に答えの根拠は書いてあるはずです。
本文を何より大切に、ということです。
◎選択詞の正解は必ず言い換え表現で出される
これも大原則です。
この表現が本文中にあったから正解ということはまずありえません。
本文中の表現をうまく言い換えた選択肢が正解です。
全く同じ表現に飛びつくとたいてい痛い目にあってしまいます。
◎筆者の主張は繰り返し繰り返し形を変えて出てくる
筆者はその文章全体を使って何か言いたいことを伝えようとしています。
それを主旨と言います。
筆者はこの主旨を読者に説得しようとするのですが、普通抽象的な主旨はなかなか受け入れてもらえません。
そこで筆者は様々な具体例や引用、比喩を用いて読者を説得しようとするのです。
主旨が何度も繰り返されるというのはそのためです。
3.まとめ
国語力は向上するのは難しいですが上り始めると他の教科も含めて全体に上がり始めます。
向上するのは長い期間が必要ですが、それだけ返ってくるものも大きいです。
生徒の国語力を向上させるために頑張ってみてください。
数学、英語についての教え方も気になる方は下記をご覧ください。