みなさんは定期的にお墓参りをしていますか?
昔は家の敷地内や、歩いて行けるところにお墓がある場合が多く、お墓参りも日常の一部となっていました。
しかし現在では、進学のために地方を離れてそのまま就職してしまう人も多くなり、墓所が遠方となる場合が増加しているんです。
そこに登場したのが「お墓参り代行サービス」です。
このサービスに申し込むと、お墓が気になるけれどなかなか行けない方のためにお墓参りを代行してくれます。それではその具体的な内容や需要についてご紹介します。
1.お墓参り代行サービスの内容
お墓参り代行サービスは、自治体や企業、個人などさまざまな業態で行われています。
そのため、内容や金額も場合によって異なります。
基本的には「墓周りの清掃・仏花・お水・お線香・お供物・清掃前清掃後の写真撮影によって報告」というスタイルで、7,000円~15,000円くらいというところが多いようです。
墓所の広さや清掃前の状態によっては追加料金が発生することもあります。
また、「墓石の苔を落とす」「墓石が汚れないようコーティングする」「植木の手入れ」などをオプションとしてつけられる場合もあるため、お墓の状態にあったプランを選択するといいでしょう。
2.お墓参り代行サービスの需要
お墓参り代行サービスの需要は春・秋のお彼岸やお盆の時期に増加します。
(春のお彼岸は春分の日とその前後3日間を合わせた7日間、秋のお彼岸は秋分の日とその前後3日間を合わせた7日間をいいます。)
その時期以外にも命日やお正月など、1年を通して需要があるようです。
次にどのような人たちがお墓参り代行サービスを利用したいと考えているのかをご紹介します。
「お墓が遠方にある人」進学や転勤などでお墓から離れて住んでいると、年に一度のお墓参りも大変ですよね。
バケツやぞうきんなどの生活用品が必要になる場合もあるので、遠方からだとつい足が遠のいてしまいそうです。
「子育て中の人」お墓参りは、ただ合掌礼拝するだけではありません。
掃除や草むしりなどもありますので意外と時間がかかります。
小さなお子さんがいる間はちょっと難しい気がします。
「高齢者」先立たれた配偶者のお墓参りをしたいけれど身体が言うことをきかなくて…という高齢者の方が増えているのではないでしょうか。
墓所は高台にある・足もとが悪い場合が多いことも高齢者のお墓参りが難しくしていますよね。
3.まとめ
お墓参り代行サービスについてご紹介してきました。
- 頼む場所や内容によって金額が変わる
- 春と秋のお彼岸やお盆は需要が増える
- 事情があってお墓参りに行けない人が利用している
時代が進むにつれて、お墓との関わり方に変化が起きているのは間違いのない事実です。
その中で「お墓参りをしたいけれど事情があってできない」「お墓参りをしないことが心苦しい」と感じている方にとって「お墓参り代行サービス」は非常にありがたいサービスといえそうです。