「お先です」は敬語?その意味と使い方とは

終業

仕事を終えた時、なんと言って職場をでますか?

自分が最後なので何も言わないという方もいるかもしれませんね。

しかし、職場に人が残っている状態で職場を出る方の多くは、去り際に一言告げてから帰宅しているのではないでしょうか。

今回はそんな時に言いがちな「お先です」について考えてみました。

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1.「お先です」の意味

「お先です」は「お先に失礼いたします」が省略された形と考えられます。

「失礼する」という言葉は「帰る」の謙譲語です。

「お先です」では肝心の「失礼する」の部分が省略されていますので、ビジネスシーンで使うにはマナー上好ましくないと考えられます。

「です」がついているため丁寧な印象ではありますが、敬語は含まれていません。

そのため「お先です」は敬語にはあたらないと考えていいでしょう。

意味としては「先に行くね」と同じくらいフランクな表現であると思ってください。

つまり、上司が残っている中先に帰宅するような局面では「お先です」を使わない方がいいということになります。

2.「お先です」の使い方

上司がいるときには「お先です」を使わない方がいいことがわかりました。

それではどのような場面で使えばいいのでしょうか。

「お先です」はフランクな表現ですので、残っているのが同僚や後輩だけである場合には「お先です」という挨拶でも問題ないでしょう。

出先でばったり同僚と会った時などにも使えそうですね。

また「お先です」と言われた時の返事についても考えてみました。

上司に「お先です」と言われた場合には「お気をつけて」や「お疲れ様でした」と返すのがいいでしょう。

同僚や後輩に対しても同様か、あるいは「どうぞ」のように軽く返してもよさそうです。

会議

3.まとめ

「お先です」という言葉について考えてきました。

  • 「お先です」は敬語にあはあたらない
  • 「お先です」は上司がいる場合には使わない方がいい
  • 「お先です」はフランクな表現である
  • 返事は「お気をつけて」「お疲れ様です」「どうぞ」など

職場から先に退出する際に使ってしまいがちなフレーズである「お先です」ですが、残っている相手によっては使わない方がいいことがわかりましたね。

残っているのが誰であっても「お先に失礼いたします」と丁寧なことわりを入れるのが最適ではないでしょうか。

そんなことで頭を悩ませたくない!という方は、最後の一人になるまで働くのも一つの手かもしれません^^

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