男性ロックバンドもカッコ良いですが、洋楽にはカッコ良い女性ロックバンドも沢山います。
そこで、今回は洋楽でおすすめの女性ロックバンドの紹介をしたいと思います。
目次
1.悲劇を乗り越えたバンド、Hole
1-1.コートニーとカート
最初におすすめする「Hole」は、1989年にロサンゼルスで結成、1994年にメジャー1stアルバム「Live Through This」をリリースしました。
ボーカルギターを務めるコートニー・ラブは、伝説となった「NIRVANA」のボーカルギターを務めたカート・コバーンの妻としても有名です。
Holeがまだインディーズで活動していた頃にコートニーはカートと出会い、そのスキャンダルによって皮肉にもHoleの知名度は大きく上昇することになってしまいました。
メジャーデビューアルバムをリリースする1週間前に、夫のカートが自殺をするというショッキングなニュースがあったものの、予定通りアルバムはリリースされました。
話題性と楽曲も素晴らしかったことで、Live Through Thisはアメリカでロングセールスを記録し、プラチナディスクを獲得します。
日本でもNIRVANAはロックキッズを中心に圧倒的な人気を誇っていたので、Holeも洋楽の新星としておすすめされました。
当時流行していた洋楽のグランジ系ロックバンドの大半が男性だったので、女性ボーカルのHoleは新鮮な印象を与えます。
しかし、デビュー後に再び悲劇が訪れました。
ベーシストがヘロインのオーバードースによって変死してしまうのです。
Holeは代役を見つけ無事にツアーを成功させますが、以降もメンバーの脱退やバンドの権利などを巡り度々争いが起こることになります。
1-2.解散と再結成
リリースするアルバムがグラミー賞にノミネートされるなど、女性ロックバンドとしてセールス面では成功していましたが、メンバーの脱退やレコード会社との争いは止まらず、Holeは2002年にWebサイトで解散を発表しました。
2010年、Holeは突如再結成を表明しましたが、ボーカルのコートニー以外のメンバーが全て変わっていたことで旧メンバーが物言いを付ける形になります。
解散前は女性メンバーがいましたが、再結成後はバックは男性メンバーのみになったのも大きな変化ですね。
再結成直後にリリースされたアルバム「Nobody’s Daughter」も、おすすめの1枚と言えるクオリティです。
同年の夏、「Summer Sonic」に出演するために来日を果たしました。
Holeは洋楽らしいパワフルな歌声を楽しめるおすすめの女性ロックアーティストです。
2.2000年代を代表するバンド、Evanescence
2-1.デビューとメンバーチェンジ
次におすすめするのは洋楽の女性ロックバンドとして2000年代を牽引してきた「Evanescence」です。
Evanescenceは2003年にデビュー、デビューアルバムの「Fallen」はいきなり全世界で1500万枚を売り上げ、グラミー賞を2部門獲得するという華々しい幕開けになります。
しかし、同年のヨーロッパツアー中にギタリストでコンポーサーを務めていたメンバーが突如として失踪してしまう事件が起きてしまいました。
そのままツアーは強行され、後に後任も見つかりますが、バンドにとっては大きな痛手となりました。
Fallenは洋楽の女性ロックバンドとしても珍しく、ややメタル寄りの楽曲中心だったこともヒットの要因になりましたが、続く2006年発売の「The Open Door」では更にメタル路線へと歩み寄り、女性ロックバンドとしてオリジナリティを高めていきます。
Evanescenceも度重なるメンバーチェンジがあり、現在のオリジナルメンバーはボーカルのエイミー・リーのみです。
2-2.Evanescenceのおすすめポイント
日本でも来日ツアーを行ったり、東日本大震災を受けて書き下ろした楽曲があり、日本に友好的な洋楽ロックバンドなのもおすすめの理由です。
2013年にはレコード会社の身売り問題、2014年にはエイミーの出産のためEvanescenceは活動休止をしましたが、2015年には再びアメリカツアーと日本公演を開始します。
前作が出てから6年経ったので、そろそろ新しいアルバムが聴きたいですね。
Evanescenceのおすすめの1曲は、デビューアルバムのFallenに収録されている「Bring Me To Life」です。
イントロの凍てつくようなピアノの旋律と、サビのハードなバンドサウンドのギャップがたまりません。
メタル系が好きな方にはEvanescenceは洋楽でおすすめの女性ロックバンドです。
3.まとめ
今回は洋楽でおすすめの女性ロックバンドとして、グランジ系ロックバンドのHoleとメタル系ロックバンドのEvanescenceを紹介しました。
ジャンルは違いますが、この2バンドはどちらも可愛いではなくカッコ良いのが魅力です。
どちらのバンドも現在も活動しているバンドなので、一度視聴してみて下さい。