日本は世界と比較すると女性の社会進出が遅れている国という印象があるのではないでしょうか。
他国では男女問わず自分に合った働き方をしようというのが現在の世界の流れです。
それは家庭においてもそうで、女性ばかりが家庭に入るというのは時代遅れになりつつあります。
そこで増えてきたのが主夫です。
日本ではまだ珍しい主夫ですが、海外ではごく普通と言えるくらい増えています。
そこでどのくらい海外の主夫の割合と日本の主夫の割合が違うのかを調べてみたので、ここではそれを紹介したいと思います。
1.海外の主夫の割合
まず最初に、海外ではどの程度主夫がいるのかを紹介したいと思います。
もちろん国によって差はありますが、アメリカの場合だと専業で家事をしている人の約15%程度が男性だったそうです。
もちろん兼業主婦がいるように兼業主夫もいるので、それも同程度の割合がいると考えられます。
なのでアメリカでは主夫がいる家庭があったとしても、ごく普通の家庭と言えるのではないでしょうか。
他にもイギリスも専業主夫がいる割合の高い国として有名で、イギリスもアメリカと同程度の割合で主夫がいると言われています。
どうやら男女平等を実践している国ほど主夫の割合が高くなっているようです。
2.日本の主夫の割合
では日本ではどうなのでしょう。
アメリカと同様に専業で家事をしている人の割合を見てみると、男性は2000年には0.25%しかいませんでした。
その10年後の2010年になると0.87%まで増えましたが、まだ1%未満とかなり寂しい数字です。
そして2015年の最新の調査ではどうなったのか調べてみると、なんと1.61%と5年で倍増していました!
アメリカの15%と比べてしまうとまだまだ少ない事には変わりありません。
しかし、この5年の伸び率を考えるとさらに増える事が予想できるので、そこに期待したいですね。
3.まとめ
いかがでしたでしょうか。
やはり日本は他国と比べてしまうと主夫の割合がかなり低かったんですね。
未だに日本は男女平等といえない所も多いですし、昔から言われているような、男は外で稼いで女性は家庭を守るといった考え方も残っているので仕方ないのかもしれません。
しかし、世の中にはそのような生き方が合わないと考える男性も女性も多くいるはずです。
そういった今までの考え方を持った人たちが生きやすいように、日本でも主夫が社会に認められる日が来ると良いなと思ってしまいますね。