就寝前にお茶やコーヒーが飲みたい、カフェインに弱いので少ない飲み物が欲しい、そんな方におすすめなのがカフェインレスのコーヒーや紅茶、お茶です。
今回はカフェインレスについて、味や成分の変化と合わせて紹介していきます。
1.カフェインレスとは
カフェイン成分が限りなくゼロに近いことをいいます。
ほぼ入っていないけれど、ほんの少し入っているという程度です。
店やメーカーによっては、デカフェと呼ばれていることもあります。
「デカフェ紅茶」「デカフェ緑茶」など、コンビニやスーパーで見かけるようになりましたよね。
カフェインレスはカフェインに弱い人、夜に飲みたい人などに最適です。
このほかに、カフェインが全く入っていないノンカフェインがあります。
妊娠中など、カフェインを身体に入れたくない人に向いています。
2.カフェインレスでの味の変化
カフェインを除去する過程で風味が落ちることはあります。
特に海外製品に多いのが「有機溶媒抽出」です。
コーヒー豆に有機溶媒を通し、カフェインを抽出する方法なのですが、その際にコーヒーの風味が落ちます。
また、使用している有機溶媒が日本では禁止されている物質なので、選ぶのは避けた方が無難かもしれません。
日本では売られていないようですが、海外ネットで購入したり、旅行の際には購入できるので、注意してくださいね。
日本で多く使用されている方法は「ウォータープロセス製法」と「超臨界二酸化炭素抽出」です。
どちらも安全にカフェインだけを抽出し、いちじるしく味を損ねるということはありません。
前者は低コストですが、後者は高コストなので金額にも違いが出てきます。
より安全で美味しさを選ぶなら「超臨界二酸化炭素抽出」のカフェインレスがおすすめです。
味に関しては、人それぞれ好みがあるため、一概に言えません。
コーヒーの酸味や苦味が嫌いな人は、風味が落ちたカフェインレスを美味しいと感じる人もいますし、本格的な味を楽しみたい人は物足りなく感じることもあります。
3.カフェインレス飲料の他の成分の変化について
海外製品に多い「有機溶媒抽出」は、カフェイン以外のコーヒー成分を多く除去します。
そのため、味が薄かったりコクが感じられないというような、味の変化が起こります。
これは日本で使用される方法でも起こり、特に「水抽出」している飲み物は成分落ちが激しいとされています。
ただ、飲んで美味しいか美味しくないかは好みによるため、何とも言えません。
味は変化しても、成分落ちで体に害が出るというようなことはないので、安心してください。
4.まとめ
カフェインが限りなく少ないカフェインレスは、デカフェとも呼ばれています。
抽出方法によって、味や成分が変化することが分かりましたね。
日本製のカフェインレスをいくつか試してみて、自分の味に合った飲み物を選んでくださいね。