肌のシミ抜きはできる?シミには症状別の対策を

肌トラブル

年齢を重ねると徐々にシミが現れてきますよね。

シミ抜き(シミを消す)のために色々と対策されるかと思いますが、シミにもいろいろな種類があるのをご存知でしょうか。

シミがなかなか消えない理由は間違った対処をしているからかもしれません。

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1.シミのできる主な原因

遺伝的なもの以外に原因は様々です。

【肌の老化によるシミ】

紫外線対策をしない、ストレス・睡眠不足などで、実年齢に関係なく細胞内で活性酸素が過剰発生しメラノサイトが刺激を受けて、メラニン色素が沈着する。

【肌の炎症・肌荒れによるシミ】

ニキビ・かぶれ・アトピーなどの炎症が起きたときに物理的な刺激(かきすぎ)や活性酸素によってメラノサイトが刺激され、大量に作られたメラニン色素が排出しきれずに沈着する炎症性のシミで全身にも現れる。

【強い紫外線によるシミ】

強い日光を浴びてから1~3か月後に現れ、肩や背中など自分で見えない場所で気づきにくいシミ。

他にも香水をつけた部分に紫外線が当たりできるシミや、ナイロン製の繊維を使ってこすり過ぎるとできるシミ、更年期障害前後の卵巣機能障害で日光に過敏になった皮膚に、体の内側からの刺激が加わりできるシミなど。

このように「紫外線によってつくられたメラニン色素が肌の中に残り沈着してしまった」「紫外線を受けていなくても肌を傷つけるような刺激・活性酸素」が原因でほとんどのシミが出来てしまいます。

ちなみに紫外線の影響を防ぐには日焼け止めが重要です。

紫外線で肌荒れ?顔に負担をかけない日焼け止めとは

2.シミが出来ないようにするには

活性酸素の過剰発生と、肌への摩擦刺激、紫外線を浴びることによって発生するメラニン色素が肌に沈着することがシミの原因ということは分かりましたが、メラニン色素が発生することによって、紫外線から肌が受ける害が減るのでメラニン色素が全く必要ないということでもありません。

ですのでシミが出来ないようにするには、紫外線を予防し、活性酸素の過剰な発生を防ぎ、肌の中のメラニン色素が残らないようにすればシミとして現れることが防げるということです。

2-1.活性酸素の増加を防ぐには

活性酸素とは、適量であれば細胞を保護し、過剰であると細胞にダメージを与え細胞の老化を早めてしまいます。

シミの他にシワの原因でもあるといわれています。

活性酸素が増える原因は、強いストレス・喫煙・紫外線・食生活の乱れ・激しい運動。が原因といわれています。

ストレスをためずに、規則正しい生活とバランスの取れた食事を心がけると良いといえます。

2-2.メラニン色素が肌に残らない為には

メラニン色素が発生した肌の細胞は、新陳代謝によって排出されます。

新陳代謝が活発であれば肌の再生周期も正常に働き約1か月でメラニン色素は排出されますが、新陳代謝がにぶっていると肌の再生周期も遅れて、メラニン色素が残り、シミが消えないということになります。

シミにしないためにも新陳代謝をあげ肌の再生周期を早めることが大事です。

肌ケア

3.できてしまったシミはどうすれば消えるのか?

できてしまったシミはどのタイプでしょうか。

それぞれシミ抜きするには対処法が違います。

【老人性色素班】

大半のシミがこの種類であり、シミの原因となる細胞に作用するレーザー治療が効果的で再発を防げる。 

【ソバカス】

もともとあったソバカスが紫外線や遺伝の影響で濃くなったり、増える。

ソバカスの状態によって外用薬かレーザー治療か決まる。

【太田母班】

色素細胞の異常繁殖。保険適用なので安い料金で治療できる。

レーザー治療でしか治療できない

【肝斑】

ピルの服用、妊娠中など、ホルモンの乱れで現れる。

年齢を重ねると薄くなるので、外用薬 内容薬で改善できる。

【炎症性色素沈着】

一時的な炎症か慢性的な炎症によってできるシミ。

肌の再生周期が改善されれば消えていくが、状態による。

皮膚科、美容外科にてケミカルピーリングが効果的だが敏感肌の人は出来ない可能性も。

【摩擦黒皮症】

普通のシミとは違い、真皮層までメラニン色素が入り込んでいるため化粧品ではシミ抜きに時間がかかる。

早期治療には皮膚科、美容外科での美白剤処方かレーザー治療が効果的。

【花弁状色素班】

摩擦黒皮症と同じように真皮までメラニンが入り込み、肩や背中など手入れしにくい場所でもあるため自身でケアしにくく改善に時間がかかる。

膚科、美容外科での美白剤処方かレーザー治療が効果的。

4.市販と処方される化粧品の違い

ハイドロキノンやフラーレン、ビタミンC誘導体、ルシノール、コウジ酸など色々な美白成分があります。

これらは市販での濃度に制限があるため、高い値段の化粧品や、高配合と書かれたビタミン剤などの商品を買っても効果には限界があるのです。

一方、皮膚科で処方される成分は市販薬よりも美白成分の配合濃度が高いので市販薬よりも早く効果が現れます。

シミを予防するのが目的という人は市販薬で十分といえます。

シミ

5.まとめ

ほとんどのシミが紫外線による悪化、増加していること、市販されている美白化粧品ではシミ抜きできない・消えるまである程度時間がかかるということが分かります。

短期間塗っただけでシミが剥がれるという速攻効果をうたう市販の美白商品は疑った方がいいかもしれませんね。

自分のシミの種類が何なのか自己判断が難しい場合は早めに皮膚科へいくことをおすすめします。

参考HP

スキンケア大学

ヘルスケア大学

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