ゴミを出す際、たいていは燃えるゴミと燃えないゴミを分ける必要がありますよね。
どれが燃えるゴミで、どれが燃えないゴミかを考えることも必要になり、ゴミの分別は地味に手間がかかって面倒です。。
そもそも燃えるゴミと燃えないゴミを分ける理由は何なのでしょうか?
資源ごみは再利用できるということが分かるので、分別のモチベーションも上がります。
燃えるゴミと燃えないゴミも分ける理由が分かれば、面倒くさい作業も多少は納得して行えます。
そこで、燃えるゴミと燃えないゴミを分ける理由を調べてみました。
1.燃えるゴミと燃えないゴミの定義
燃えるゴミと燃えないゴミという形でゴミ袋を使い分け、分別を行うと思います。
この「燃えるゴミ」・「燃えないゴミ」という表記は、実情と少し異なります。
「燃えるゴミ」ではなく「ゴミ焼却炉で燃やせるゴミ」、「燃えないゴミではなくゴミ焼却炉で燃やせないゴミ」という認識が正しいようです。
ゴミ焼却炉には処理能力の差があるため、このような状況が生まれます。
本来は燃えるゴミであっても、他に燃やさなければならないゴミが多い場合や、燃やしてもあまり体積が減らないゴミは「燃やせないゴミ」とされ、「燃えないゴミ」として分別されます。
燃やさなければならないゴミとは、生ゴミなど、燃やさないと衛生面で問題があるゴミになります。
また、高温で燃やすことが出来ない焼却炉を使用している場合も、「燃やせないゴミ」が増えるので、「燃えないゴミ」の種類が増えます。
少し前にゴミを燃やすと有害物質であるダイオキシンが発生するということが問題になりましたが、焼却炉が高温で燃やせる場合は、発生しません。
焼却炉の能力が高い場合は、燃えるゴミと燃えないゴミに分別は行う必要がありません。
以上から燃えるゴミと燃えないゴミという定義は焼却炉の処理能力で異なります。
2.自治体により燃えるゴミと燃えないゴミの種類が異なる
1.で燃えるゴミと燃えないゴミの定義は焼却炉の処理能力で異なると書きました。
焼却炉の種類は各自治体で異なるので、燃えるゴミと燃えないゴミの分別種類は、自治体により異なります。
処理能力の高い焼却炉を持っている自治体では、燃えるゴミと燃えないゴミを分ける必要はなく、全て燃えるゴミという地域もあります。
逆に処理能力の低い焼却炉を持っている自治体では、燃えないゴミの種類多くなります。
処理能力の低い焼却炉では、公害の少ないゴミしか燃やせなくなり、それ以外は燃えないゴミになります。
燃えないゴミとして分別されたものは、埋め立てに回されます。
3.まとめ
自分の中で、燃えるゴミと燃えないゴミの種類について、曖昧になっていた理由が明確になりました。
ゴミを分ける理由が、焼却炉の処理能力というのは以外でした。
手間が省けるという点だけでなく、ゴミ埋立地などの環境問題解消のためにも焼却炉の処理能力が早く上がれば良いなと思います。