焼肉のホルモンの脂身はコラーゲン?食べると太る??各部位の名称も合わせてご紹介!

ホルモン

焼肉で食べる肉の種類の一つにホルモン(小腸)があります。

皮の方から焼き、その後白いプルプルの部分を焼いてタレをたっぷりつけて食べるということを想像するだけで、ニヤけてしまいます。

焼いたホルモンは旨味と脂身がぎゅっと詰まった状態になり、噛む度に美味しさが拡がりますよね。

そんなホルモンですが、脂身が非常に多いので太りやすい気がします。

また逆に、ホルモンの脂身はコラーゲンと言われることもあるので、太りにくい気もします。

また、一般的にホルモンと言えば、白いプリプリをイメージすることが多いですが、他にもたくさんの部位があります。

あの白いプリプリを食べたいのに、他のものを食べることになると残念ですよね。

そうならないためにも、ホルモンの部位名称を把握しておくことは大切です。

そこで今回はホルモンの脂身の栄養素はコラーゲンなのかと、食べると太るものなのか、ホルモンの部位名称についてまとめてみました。

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1.油と脂の違い

当記事では、ホルモンの「あぶら」を「油」ではなく、「脂」という表記で指しています。
この理由は下記になります。

  • 脂質には「脂」と 「油」の2種類がある
  • 「脂」とは常温で固体の物を指す(肉の脂質や固形バターなど)
  • 「油」とは常温で液体の物を指す(サラダ油やごま油など)

このことから、ホルモンの場合は脂という表記になります。

2.ホルモンの脂身はコラーゲン?

ホルモン(小腸)のプリプリしたあの白い脂身は脂肪の固まりです。

ホルモンは小腸のことなので、あの脂身は内蔵脂肪になります。

これらが全てコラーゲンという訳ではありません。

コラーゲンとは脂を分解してできるタンパク質の1種になります。

なので、ホルモン脂の一部がコラーゲンになります。

ちなみにコラーゲンは美容に良いとされていますが、実際に美容効果があるのか無いのかの議論が続いている成分になります。

3.ホルモンの脂は食べると太るのか?

2.でご紹介したようにホルモンの白い部分は脂肪なので高カロリーになり、食べ過ぎると太る食べ物になります。

赤身よりはカロリーが低いと言われることもありますが、赤身の部位によりそれは異なります。

下記はホルモン(小腸)と赤身肉の100gあたりのカロリー(cal)を記載した表になります。

肉の種類 cal/
100g
ホルモン(小腸) 287
牛肩肉(脂身付き) 286
牛肩肉(皮下脂肪なし) 265
牛肩ロース(脂身付き) 411
牛肩ロース(皮下脂肪なし) 403
牛バラ肉 517
牛もも肉(脂身付き) 246
牛もも肉(皮下脂肪なし) 220

赤身肉でも脂身の多い部分は、ホルモンより、カロリーが高く太る食品だと言えます。

牛バラ肉などはホルモンのカロリーの2倍近くになっています。

赤身肉の中でも、脂身の量の差でカロリーが大きく異なっています。

焼肉

4.ホルモンの名前の由来

関西弁では「捨てる」ことを「放る(ほうる」と言います。

昔はホルモンなどの臓物は捨てるものだったため、この「放る」が語源となり、「ホルモン」と呼ばれるようになった説があります。

また、別の説として英語の「hormone」が由来となった説もあります。

「hormone」は「動物のからだの成長や働きを調節している物質」という意味があります。

臓物料理はイメージが悪いので、この「hormone」にあやかり、名前を「ホルモン」としたという説があります。

5.ホルモンの部位名称

当記事ではホルモンを一般的なイメージが浸透している小腸という形で話を進めておりますが、ホルモンは大きなくくりで言うと、内蔵全般を指すので、部位によって名称が異なります。

部位別の名称は下記のようになります。

部位名称 内容
アキレス アキレス腱
ウルテ、フエラガミ 喉の期間にある軟骨
ギアラ、赤センマイ 第4胃
コブクロ 子宮
サガリ 横隔膜の中心近く部位
シビレ 胸腺、膵臓
センマイ 第3胃
タチギモ、チレ 脾臓
タン
チチカブ 乳房
ツラミ ホホ肉
テール 尻尾
テッチャン シマ腸
テッポウ 直腸
ネクタイ 食道
ハチノス 第2胃
ハツ 心臓
ハツモト 大動脈、血管
ハラミ 横隔膜両サイド筋肉部
ヒモ、ホルモン、ホソ 小腸
フエ 心臓の付け根の大動脈
ブレンズ 脳みそ、脊髄
フワ
マメ 腎臓
ミノ 第1胃
ヤン ハチノスとセンマイを繋ぐ部位
レバー

肝臓

上記は焼肉で一般的な牛ホルモンの部位名称についての説明になります。

他にホルモンとして有名なものに「シロコロ」や「ガツ」などがありますが、これらは豚のホルモン部位になります。

  • シロコロ・・・豚の大腸
  • ガツ・・・豚の胃

6.まとめ

美味しいのと、なんとなく身体に良さそうというイメージでホルモンをバクバク食べてましたが、やはり食べ過ぎは高カロリーになってしまうようですね。。

下記でもご紹介しましたが、どんな食品でも適切な摂取方法を意識することは大切です。

野菜ジュースには効果がない!?その栄養価と、効果的な飲み方、時間とは!

人数は少ないですがホルモンを食べ過ぎて、高脂血症になるなんて方もおられるみたいです。

高脂血症とは、血液中の脂質が多すぎる状態のことで、動脈硬化などの原因になります。

ホルモンの部位名称一覧をご覧頂くと分かるように、非常にたくさんの種類がホルモンにはあります。

ついつい食べ過ぎるなんてことがないように、味を楽しみつつ節度ある量を守っていくことも大切ですね^^

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