木製の檜のまな板などはプラスチックのものに比べてお手入れが大変だという方もいらっしゃるかと思います。
ただ、お手入れの問題があっても木製のまな板は
- 刃当たりが良い
- 自然素材である
- 調理台としても使える
等の理由で好まれてご利用される方が多いまな板でもあります。
また、下記でご紹介したような特長もあります。
【まな板の材質】木製と木製以外それぞれの種類とメリットとは?
そんな木製まな板ですが、適切なお手入れ方法を行えばプラスチックのように傷んだら買い換えるという必要もなく、非常に長く使い続ける事が可能です。
1.お手入れ方法
お手入れ方法ですが、原因別に分けて3つに分かれます。
1.1反りに対するお手入れ
木は水分を含むと膨らみ、乾燥すると縮むという特徴があります。
この収縮により真っ直ぐだった木が少し丸くなる、反りが起きます。
木製まな板の場合も同様で、急激な乾燥をさせるとこれらの反りが起きやすくなります。
反りが起きるとまな板を使用する際に、安定して置けなくなります。
反り対策として、下記の対策を行いましょう。
- 直射日光、直風をあてない。
- 食器あらい乾燥機を使用しない。
しっかり殺菌、乾燥は必要ですが、急激な乾燥は避けて、直風の当たらない場所での影干しが大切です。
1.2ひび割れに対するお手入れ
ひび割れも木の収縮により発生します。
まな板の表面や厚み方向に発生します。
基本的に1.1反りに対するお手入れと同じお手入れになります。
上記の画像にあるまな板の切り口面はひび割れしやすいので、特に風が当たらないように注意しましょう。
1.3汚れ、傷に対するお手入れ
木製まな板は雑菌がつきやすいイメージをお持ちの方がいらっしゃいますが、プラスチックも同様に雑菌はつきます。
木製まな板の場合、使用後のお手入れと、使用前に雑菌をつきにくくするお手入れ方法があります。
- 使用前に水をつける
まな板を水に濡らしてからふきん等で拭き取りましょう。
こうすることでまな板に水の膜が出来、汚れ・匂いが付着しにくくなります。
- 洗剤で洗い影干しを行う
使用後は洗剤で洗い、影干しを行いましょう。
影干しを行う理由は1.1反りに対するお手入れ、1.2ひび割れに対するお手入れと同様になります。
また、熱湯消毒を行う場合は洗剤で洗ってからにしましょう。
肉や魚のタンパク質を落とさずに熱湯をかけるとタンパク質が固まってしまうことがあります。
- 傷、洗っても落ちない汚れは削る
傷や洗っても落ちない汚れはサンドペーパー等で削りましょう。
軽く削ると汚れや傷が落ちて、中から綺麗な面が現れます。
このように使うと定期的に新しいまな板を使うことが出来ます。
サンドペーパーはホームセンターで100円くらいで購入可能です。
サンドペーパーは目の大きさがありますが、320番くらいで大丈夫だと思います。
2.まとめ
木は天然素材なので個体差はありますが、上記の方法を試すと永くまな板を使用することが可能です。
人によっては10年以上使われている方もおられます。
大切なお料理に使用する道具ですから、愛着を持って永く使い続けて行きたいですね♪