夫婦喧嘩の原因ランキングで上位にランクインする「態度」。
当の本人には全く悪気がなく、それが腹立たしくてヒートアップしてしまう…なんて悪循環に陥る夫婦もたくさんいるようです。
また、喧嘩中の態度によっては更なる事態の悪化を招く恐れもあります。
今回は、そんな夫婦喧嘩の原因となる「態度」に注目し、上手な仲直りのポイントを紹介します。
目次
1.夫婦喧嘩のきっかけとなる態度
お互いに人間ですから、その時の身体・精神状態によっては態度が悪くなることがあります。
例えそれが、相手に向けられたものでなく、自分自身に対する苛立ちであったとしても、その場に2人しかいなければ、相手は誤解してしまいますよね。
夫婦喧嘩の主な原因となる態度を5つ紹介します。
1‐1.動作が乱暴
- 物を放り投げる
- 音を立てて食器を置く
- ドアをバタンと閉める
このような乱暴な態度は、不満の表れのように関してしまいますよね。
実際に、感情コントロールがうまくいかず、物に当たってしまう人もいます。
1‐2.態度が冷たい
- きちんと話を聞いてくれない
- 鼻であしらう
- 無表情
もしかしたら、仕事や育児に関することなど、考え事の最中だったのかもしれません。
疲れていて、完全にオフモードだったのかもしれません。…しかし、このような態度をとられたら、コミュニケーションをとる気も失せてしまいます。
1‐3.不愉快にさせる
- 馬鹿にする
- 見下す
「こんなの常識」「専業主婦(主夫)のくせに」など、相手を見下す言葉は非常に不愉快ですよね。
一般的に常識的な人であっても、知らない常識だってあります。
専業主婦(主夫)だって、毎日の家事・家計管理・育児・介護など、生活に必要な役割を担っています。
家庭にいる時間が長いほど、その負担も大きいでしょう。
相手の立場を思いやれない言動は、夫婦喧嘩に発展しやすいようです。
1‐4.事前に連絡がない
- 食事を準備していたのに外食で済ませてくる
- 約束していた予定をドタキャンする
- 義両親の訪問日を伝えない
コミュニケーション不足の1つとして、夫婦喧嘩の原因の上位にランクインしています。
相手の好物や健康に配慮した食事を用意したのに、連絡なしに後から要らないと言われるのは辛いですよね。
また、毎日一緒にいるとはいえ、楽しみにしていた予定のドタキャンもショックです。
義両親の突然の訪問も焦りますし、相手の仲介能力のなさに苛立ちも募るものです。
1‐5.家事に無関心
- 家事は「手伝う」感覚
- 「〇〇っぱなし」で片付かない
- 掃除や模様替えに気づかない
家事分担が原因で夫婦喧嘩に発展するパターンは、共働き夫婦に多くみられます。
「女は家を守るもの」という考え方は根強く残っているようで、男性が家のことを手伝うと「イクメン」「カジメン」ともてはやされますが、女性にとってはそれが当たり前の日常です。
家事の負担を増やす行為や無関心な態度は、夫婦喧嘩の引き金となるので、注意しましょう。
2.夫婦喧嘩を悪化させる態度
些細なきっかけで始まってしまった夫婦喧嘩。
お互いに意地を張ってしまったり、素直になれなかったりと、なかなか上手に仲直りできない夫婦もいると思います。
態度によっては事態を悪化させる恐れもあります。夫婦喧嘩を悪化させる危険な態度を3つご紹介します。
2‐1.無視
無視されてしまうということは、会話すらできないので、解決の糸口が見いだせません。
相手が夫婦喧嘩を前向きに解決しようとしてくれようとしているのに、その思いを踏みにじる行為です。
夫婦喧嘩をしても、「挨拶だけは絶対にする」など、ルールを決めておくのもおすすめです。
2‐2.子どもを巻き込む
子どもを自分の味方にしようとする態度は腹が立ちますよね。
夫婦間の問題ですから、誰かを巻き込むこと自体良くないですし、巻き込まれた側も迷惑です。
また、喧嘩が悪化し、冷え切った夫婦関係では、子どもの成長にも悪影響を与えます。子どものためにも、早めに解決しましょう。
2‐3.とりあえず謝る
表面的には仲直りできるかもしれませんが、夫婦喧嘩の原因を解決しなければ、また同じような喧嘩を繰り返すことになります。
たとえ、その原因が解決できない事であっても、相手がそれを不快に感じていることだけは把握しておきましょう。
今は解決できなくても、時間が経てば、良い方法が生まれるかもしれません。
とりあえず謝るその場しのぎの行為よりも、相手の主張を受け入れ、少しずつお互いの価値観をすり合わせていく方が、円満に過ごすためには重要なことです。
3.関係を深める仲直りとは?
「雨降って地固まる」ということわざがあるように、夫婦喧嘩はお互いの関係を深める1つのきっかけになります。
ある程度歳を重ねれば、無駄な喧嘩を避ける処世術も身についているはずです。
にも関わらず、わざわざエネルギーを消費して喧嘩に発展させるのは「夫婦喧嘩=相手と生活を共にするために必要なこと」だからかもしれません。
自分も相手も嫌な気持ちになるとわかっていながら始めた夫婦喧嘩です。
表面的な解決ではなく、関係の深める仲直りをしちゃいましょう。
3‐1.相手の話を聞く
自分一人で解決しようとするのは時間の無駄です。
夫婦喧嘩は価値観の相違で起こることが多いため、相手が自分の何に不満があるのか自分自身で気づくことは困難でしょう。
「自分で考えて」とつっぱねられてしまうかもしれませんが、相手を理解したい旨を伝えた上で、教えてもらうようお願いしましょう。
あくまでも夫婦の問題ですので、闇雲に親族や友人に相談するのは控えるべきです。特に異性の友人は誤解を招くので避けるのが無難です。
3‐2.仲直りしたい気持ちを伝える
夫婦喧嘩は、どうしても「どっちが悪いか」に拘りがちですが、些細なきっかけで長引いてしまった喧嘩の場合は「どっちも悪い」です。
もう何がきっかけかも思い出せないような夫婦喧嘩もあるかもしれません。
そんな時は、相手と仲直りしたい気持ちをストレートに伝えましょう。
「あなたとの関係がこのまま冷めるのは嫌だ。」
「とにかく仲直りしたい。」
相手と良い関係でいたい趣意を伝えましょう。
理由もわからずにとりあえず謝るよりも、気持ちを伝える方がよっぽど効果的です。
3‐3.良くないところは一緒に解決
価値観には、育った家庭環境が大きく影響します。
自分の家庭で普通だったことが、相手にとってはストレス源になったりもします。
どちらかに合わせるという解決法では、いずれ限界がきます。夫婦になったからには、「新たな家庭環境」を構築するべきです。
喧嘩の原因となった「良くないこと」は、どうしたらよいかを話し合い、一緒に解決しましょう。
いまでこそ夫婦として一緒に暮らしていますが、育ってきた家庭環境は違います。
そして、「親子」と違って血の繋がりのない他人です。
お互いを理解して、思いやる心や信頼関係がないと簡単に壊れてしまいます。
4.まとめ
夫婦を繋ぎとめるものは血縁関係でなく信頼関係です。
そして、夫婦喧嘩は「避けるべきもの」ではなく「一緒に乗り越えるもの」。
夫婦喧嘩という「絆を試す試練」を上手に乗り越え、生涯円満に添い遂げたいですね。
【参考サイト】
離婚回避の方法〜思考法〜 http://xn--zbsx4fes9d1lf.net
夫婦喧嘩専用ページ|ピントル https://life.pintoru.com/matrimonial-quarrel
Natural coach http://ooraka-coach.com