暑い日が少しずつ増えてきましたが、みなさん体調などは崩されていませんか?
暑い夏を乗り越えるためにも、日頃から運動をして体力をつけていきたいですよね。
今回紹介する阿波踊りですが、実は見た目以上に筋肉や体力を使う踊りです。
そのため、体力づくりをしたいという方にはおすすめのスポーツです。
阿波踊りの練習では実際にどのような練習が行われているのでしょうか。
今回は阿波踊りの練習方法や一般的な練習期間などを紹介していきます。
1.阿波踊りの練習方法
ここでは練習で指導される阿波踊りの基本についてお伝えします。
1-1.基礎体力づくりの重要性
阿波踊りの練習方法ですが、サッカーや野球など他のスポーツと同じように、まずは体力づくりをすることが重要とされています。
なぜならば、阿波踊り特有の腰を落としながら踊るスタイルは、想像以上に足や腰の筋肉が必要とされるからです。
また、真夏の炎天下のお祭りで踊り続けるスタミナも求められる、実はハードなスポーツなのです。
そのため、踊りの基本の形を身につけることはもちろんですが、筋肉や柔軟性を身につけることも重要です。
そのため、練習では筋肉トレーニングやランニングなども行われることもあります。
踊りだけではなく、そのような筋力・体力づくりも意識して行なっていきましょう。
1-2.阿波踊りの踊り方の基本
男踊りと女踊りで踊り方は変わってきますが、まずは男踊りの踊り方を例に、基本となる踊りの形を紹介します。
まずは足をこぶし一つ分くらい開き、腰を軽く落として膝を曲げます。
そして二拍子で腰でリズムをとります。この時に膝ではなく、腰でリズムをとるようにしましょう。
さらにこの状態に足と手をつけます。
まずは右足を足の延長線上に一歩分、つま先から出して地面に落とします。そして右足を戻したら、次は左足を出して戻し、この動きを繰り返します。
また、両手は上に上げ、ひじは軽く曲げます。手のひらは少し物を包むような形にして、まず右手を前に出して戻します。次に左手を出して戻し、足と同じように同じ動きを繰り返します。
これが阿波踊りの基本の形になります。
そして、女踊りは男踊りとは動き方が異なるため、練習方法も変わります。詳しい動き方の違いについては、次の項目で見ていきましょう。
1-3.男踊りと女踊りの踊り方のコツ
男踊りと女踊りはそれぞれ動きの違いはありますが、まずどちらの踊りにも共通しているのが、腰を落として膝を曲げることです。
この姿勢を保つことは、見た目以上に体力を使い、筋肉が必要とされますが、阿波踊りを踊る上で基本の姿勢となります。
それでは、まず男踊りのコツについて見ていきましょう。男踊りは力強くダイナミックに踊りことがポイントです。
ただ自由に踊るだけでは、きれいに整った踊りとして見えないため、次の点に注意をしましょう。
- 重心はかかとの上に置く
- 猫背になっていないか
- 目線は下を向いていないか
これらの基本を守った上で、踊り手それぞれの個性を出していくことができると、メリハリのある整った踊りになるでしょう。
次に女踊りの踊り方のコツです。
女踊りの場合、足は開かずに揃えて立ち、軽く前に上半身を傾けます。
そして腰だけではなく体全体を上下させるようにしましょう。
また、足の動かし方は男踊りと異なり、足を前には出さず、膝に擦るようにして足を上げます。
イメージは足を蹴り上げるようにして、お尻につくぐらいの高さまで上げます。それを右・左と順番に繰り返します。
そして手の動かし方ですが、両手をまっすぐ上にあげて手のひらは内側に向けます。
右と左を交互に出す動きを繰り返します。
この時、肘が曲がっていないか、前傾姿勢が保たれているかなどの点に注意しましょう。
2.阿波踊りの練習場所・練習期間
連ごとに練習が行われ、基本的に各連の拠点となっている地域近郊の体育館や公共施設などで練習をしています。
徳島市の連は、市内の商店街の通りや公園で行われていることもあり、その練習風景が徳島の夏の風物詩となっています。
阿波踊り祭りのシーズンは7月~9月頃ですが、練習は年間を通して行う連も多くあります。
その理由は、最初に触れたように体力づくりの期間が必要であったり、阿波踊りの基本の形を身につけるまでにはある程度時間がかかるからです。
練習のペースは、毎週行うところや月に2~3回行うところなど、連によって様々です。
連に参加をしたいという場合には、練習をしている時期やペースについても確認して参加をすることをおすすめします。
3.まとめ
阿波踊りの練習方法を紹介してきましたが、基礎体力づくりの重要性や、基本の踊りの形はつかめたでしょうか。
ただ阿波踊りで最も大切なことは、「踊りを精一杯楽しむこと」です!
踊り手が楽しんで踊ることで踊り手は輝き、お客さんも惹きつけられます。
阿波踊りの基本の形を身につけることはもちろんですが、自分自身がまずは楽しみ、お客さんも楽しませることを意識すれば、あなたも立派な阿波踊りの踊り手です。
阿波踊りのコツをつかんで、ぜひ阿波踊り祭りに参加をしてみてください!