転職を考えたことが無い人っていないですよね。
自分のやりたかった事が実現しなさそう・・
人間関係が最悪・・・
など転職を考える原因は様々だと思います。
女性の場合は結婚・出産などのライフイベントもありますので、今の条件のままでは仕事が続けられないかも・・・と悩まれる方も多いのではないでしょうか。
「〇歳転職限界説」なんて言葉もありましたが、専門性のある職種なら同じ業界への転職はむしろ歓迎されることが多く、専門性の無い職種では未経験者の方を会社できちんと教育していく方針で迎える企業もたくさん出てきました。
しかし「長期キャリア形成のため」という年齢制限を設けている会社もたくさんあります。
今回は女性が異業種へ転職する場合の年齢と、転職に有利になる資格を職種別でまとめてみました。
1.事務系
2008年のリーマンショック以降、事務職正社員の求人は減ってきています。
それに対し事務職への応募者は年々増加傾向にあり、最も応募が多い年齢層は21~25歳。
二番目に多いのが26~30歳と20代女性にとっては倍率が高くなっています。
契約社員・派遣の場合は年齢制限が特になく割と好条件でスキル重視であり、未経験OKの正社員条件の中には「32歳以下」の年齢制限が設けられていることが多いです。
先ほどのデータからみても大体の会社で必然的に20代前半の若い方と働く環境になるでしょうし、コミュニケーションの取りやすさや昇給ペースなどを考えれば20代のうちに転職する方が何かと円滑にいきそうな印象です。
データ参考(https://www.hatalike.jp/ct/research/n0009/index.html)
事務職の資格
事務職の転職に有利となる資格には、受験資格制限が特になく、有用性の高い資格が多くあります。
一般事務
- word
- Excel
- MOS
- 簿記
医療事務
- 診療報酬請求事務能力検定
- 医療秘書技能検定
- 医科医療事務管理士(R)
- 調剤報酬請求事務専門士
貿易事務
- 通関士
- 貿易実務検定試験
宅建事務
- 宅地建物取引主任者
など。
2.営業職
営業職を必要としない業界は少ないので、どこも人手が足りていません。
高い目標をもって働く気があるならほとんどの会社が年齢などあまり関係なく働ける印象ですが、その中でも年齢制限を設ける場合に見られたのは「35歳以下」という年齢制限です。
なんといっても結果が全ての世界で、歩合制の魅力で営業職を選ぶ方もいるのでは。
ですが顧客との信頼関係を築き、安定して結果を出す営業マンになるためにはよほどの才能が無い限り時間がかかりそうです・・。
未経験の場合は新規開拓やルート営業が多いので体力面でいえば20代が有利ですが、扱う商品・サービスによっては30代・40代の落ち着いた方の方が結果を出せることもあるので、ご自身が結果を出せるまで耐えうる期間から年齢制限を引いた年齢がベストといえます。
営業職の資格
業種によりますが、下記の様な資格は営業で持っていると重宝されることがあります。
- 日商簿記検定
- 証券アナリスト
- FP
- AFP
- CFP
- 宅地建物取引主任者
- TOEIC600点以上
3.専門職
専門職の場合は資格を取るのに数年かかるなど、一定の条件を満たさなければ就けません。
資格をやっと取ったのに年齢制限あるの?とならない為に・・・転職人気ランキング上位の専門職4つの年齢制限をご紹介します。
【看護師】・・・病院によって幅がありましたが、総じて30歳~35歳程度の場合が多いようです。
未経験の場合は常勤・非常勤問わず、特に夜勤勤務できる方を優遇している場合が多く、夜勤勤務に耐えられる体力が求められます。
40・50代となると管理職世代になりますので未経験の場合は非常勤・パート採用がほとんどです。
【保育士】・・・未経験で正職員としての年齢制限は25歳~30歳までが多いようです。
30代・40代では非常勤・パートとしての募集が多いようですので正職員としての採用を目指すなら長期戦になるのを覚悟した方がよさそうです。
【介護士】・・・求職者が溢れているにも関わらず、常に人手不足の業界ということで、体力的にも精神的にも非常に大変な職といえます。
未経験で正社員条件の場合、年齢制限はとくに見られず人柄重視が多くみられました。
【SE】・・・未経験OKの条件は総じて30歳以下が多くみられました。
最低限必要なスキルをもっていても、実務経験がなければ年齢制限を超えた採用は難しそうです。
4.まとめ
異業種への転職ですが、20代の場合は資格を有さなくても成功する可能性は十分高いです。
30代・40代になると年齢制限を超える場合が多く、資格を有していることが大前提+その分野で関連する実務経験があることが望ましいようです。
データはあくまで独自調べによるものですが、異業種への転職を考えられている女性の方に少しでも参考になれば幸いです。