転職する際におすすめの方法として、転職エージェントの利用があります。
転職エージェントサービスについては上記で詳しくご紹介しました。
転職エージェントは、転職者が面接や試験対策に集中できるように転職活動のサポートをしてくれます。
これらのサービスは無料で利用できます。
便利な転職エージェントサービスですが、勧めて頂く案件を断ることや、サービスを利用して得た内定を断る場面も出てくることがあります。
親身になって支援してくれている場合、断りづらいこともあります。。
今回は案件や内定の断り方をまとめました。
目次
1.転職エージェントからの紹介案件の断り方
転職の希望条件をエージェントに伝えたにもかかわらず、紹介案件を見るとしっくりこないことが出てくることもあります。
とりあえず受けてみるというのもありですが、転職は時間の無い中で行うことが多いので、断った方が良い案件もあります。
このとき重要なのは下記の2点になります。
- 角を立てない言い方で伝える
- 案件を断る理由を正確に伝える
他の案件を紹介して貰う必要があります。
良い関係性を築くためにも、断る際の伝え方に注意しましょう。
エージェントもプロですが、こちらの希望条件に対する認識がズレていることもあります。
紹介案件を断る理由を正確に伝えることで次からの案件は自分の希望に近づきます。
案件を断る理由が多すぎる場合は、エージェントとのすり合わせを再び行う必要も出てくるかと思います。
1-1.紹介案件のメールでの断り方例
●●様(転職エージェントの方の名前)
いつもお世話になっております。
求人案件のご紹介を頂き、ありがとうございます。
大変申し訳無いのですが、下記点において希望条件と合っておりませんので、今回の案件はお断りさせて頂きたいと思います。
●●(希望条件と合っていない条件)
せっかくご紹介いただきましたところ、申し訳ございません。
今回ご紹介いただいた案件は、●●以外はほぼ希望に合致していますので、このような案件がございましたら、引き続きご紹介いただけると幸いです。
お手数をお掛けして申し訳ございませんが、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
●●(自分の名前)
以上
1-2.紹介案件の電話での断り方例
せっかくご紹介頂いたところ申し訳ないのですが、●●という点でこちらの希望に合っていませんので、この案件はお断りしたいと思います。
申し訳ございません。
●●以外の希望条件は合致しております。
お手数をお掛けして申し訳ございませんが、引き続きよろしくお願いいたします。
以上
2.転職エージェントへの内定の断り方
苦労して内定を得た場合でも、試験・面接を通して希望と違う会社だったことがわかることもあります。
そうなると内定を断る必要が出てまいります。
転職エージェントを利用して得た内定を断る場合は、エージェントに断りを入れることになります。
2-1.内定を断る際の注意点
- 内定と入社前辞退の違いを把握する
- 断ることを決めた際はすぐに連絡する
1.内定と入社前辞退の違いを把握する
内定を断るということは問題ありませんが、入社前辞退はルール違反となります。
内定とは、「企業があなたを採用します」という意志表示になります。
入社前辞退とは、内定後の入社承諾をした後に入社を断る行為になります。
入社承諾の確認は、内定通知後に口頭や書面で行われます。
2.断ることを決めた際はすぐに連絡する
エージェント・内定先の会社は、内定までの間に多くの時間をあなたのために使っています。
断ることを決めた際は、伝えるのを先延ばしにせず、すぐにその旨を連絡しましょう。
誠実に対応するためにも口頭で伝えるべきですが、つながらない場合は、メールを先に送りましょう。
2-2.内定のメールでの断り方例
●●様(転職エージェントの方の名前)
いつもお世話になっております。
紹介頂いた●●(内定先の会社)の内定を辞退したく、ご連絡いたしました。
辞退の理由ですが、面談の際にお伝えした○○の希望を満たさなかったためです。
●●様には大変親身になってサポートして頂いている中、このように内定を辞退することになり大変申し訳ございません。
お手数をおかけし申し訳ございませんが、●●のご担当者様にもご連絡をお願いいたします。
●●(自分の名前)
以上
2-3.内定の電話での断り方例
いつもお世話になっております。
ご紹介していただいた●●(内定先の会社)様の内定を辞退したく、ご連絡いたしました。
時間を割いて見つけていただいた企業様を辞退するのは大変申し訳ないのですが●●という点で希望条件と異なりましたので、内定を辞退させていただきたいと思います。
お手数をおかけして申し訳ございませんが、●●(内定先の会社)様へのご連絡をよろしくお願いいたします。
以上
3.まとめ
転職エージェントの方と転職活動を進めることは、相手の貴重な時間を自分に割いてもらうことになります。
案件や内定を断ることにためらいを感じることは当然のことです。
気をつかうあまり、自分の希望通りに進まなくなると利用する意味がなくなってきます。
転職は自分の人生に関わる大きなイベントです。
断る際は、誠実な対応を取りながら自分の希望を正確に伝えて、転職を自分にとって満足のいくものにしましょう。