ショッピングモールのおもちゃ売り場はママにとって戦場です。
子供にオモチャをねだられて、さて困った。
我が子の喜ぶ顔は見たいけれど少しは我慢も覚えて欲しいところ。
「お金がないから今日は買えないよ。」しかし子供は頑として聞き入れない。
いいかげんこちらも疲れてきてついつい感情的に叱ってしまったら、プイっとへそを曲げてその場から動かなくなってしまった…そんな経験ありませんか?
私の息子はこのタイプで、3歳頃の反抗期はとてもタイヘンでした。
同じようにお悩みのママも多いのではないかと思います。
そこで、世のお母様たちは子供の「すね癖」にどう対応しているのか調べてみました!
1.怒るとすねる理由
「魔の二歳児」が過ぎて一安心と思いきや、我が子のイヤイヤが終わらない!?むしろ言葉を使って反抗してくる!?
三歳児への接し方はなかなか難しいものです。
ところがこれは、知能面・感情面がちゃんと発達している証拠。
この頃になると「○○君が使ってから△△ちゃんの番だよ。」「暗くなったらお家に買えるんだよ。」等、大人の言う簡単なルールを理解できるようになってきます。
ではどうして「すねて」しまうのでしょうか。
この頃の子供は自分の感情をうまく整理できません。
冒頭の例を出せば、ママが「お金がないから買えない。」ということを頭で理解はしているのですが、「オモチャが欲しい」という欲求が通らないことに気持ちが追いついてこない状態です。
胸の中のモヤモヤをどうしていいか分からず持て余しています。。
大人であれば自分の感情を「おもちゃが買えなくて残念!」と言葉にすることで外に発散することができますが、まだ発達途中の3歳児にそれはとても無理な話。
そんな状態のところで「ワガママはダメ!」「どうして分からないの!」と感情的に怒られたらどうでしょう。
「分かってるよ!」と大人でもなってしまいますよね。
自分の意思を「ないがしろにされた」と思った子供は頑なになり、すねてしまいます。
2.すねたときの対処方法
子供がすねているときの対処法として一番多く聞くのが「待つ」。
感情の処理ができるように少しクールダウンさせてあげましょう。
(もちろん、安全を確保できる場所で!)そのうち子供も何にそんなに意地になっていたかが分からなくなってきて、ママの方をチラッ、チラッとうかがうようになってきます。
その辺が頃合です。
怒るでもなく、機嫌を取るでもなく、いつもどおりに声をかけてあげると、すんなり機嫌を直してくれることがあります。
どうしても一人で感情整理が出来なさそうなときは手伝ってあげましょう。
まずは子供の気持ちに寄り添って言語化できない思いを「見える」状態にしてあげます。
「おもちゃを買ってもらえなくてどんな気持ち?嬉しい?悲しい?悲しいんだよね。」
「怒られて嫌な気持ち。どうしていいか分からないんだよね。」
子供が自分の気持ちを把握できたと思ったら、ようやく次のステップです。
このとき「コーチング」という考え方が役に立ちます。
「コーチング」とは相手が自発的に目標を達成できるようサポートに徹する、という育成方法論です。
「オモチャを買うお金がなかったらどうしたらいいかな?」ここで「今度来たらパパに買ってもらう。」「サンタさんにお願いする。」など、子供自ら解決案を考えることが大切です。
親の言い分を押し付けるのではなく、あくまで子供に考えさえ決めさせること。
そうすることで子供の自尊心を傷つけず、なにか困難にぶつかったとき自分で解決策を考えて行動できるようになっていきます。
3.まとめ
怒られてすねる子供は、怒られた理由がきちんと理解できるものの、気持ちが追いついてこない状態にあります。
こんなとき無理強いするのは逆効果です。
感情整理ができるまで見守ってあげることが大切です。必要であれば、気持ちの整理や切り替え方を手伝ってあげましょう。
急速に自我が発達する3歳児、反抗も「大人になってきたなぁ♪」と受け取って、おおらかな子育てをしていきたいものですね。
ちなみに真似をすることも成長の証です。
下記に特徴をまとめましたので、よろしければご参考ください。