マッサージを受けた後にもみ返しが起きるなどと表現することがありますよね。
もみ返しとは、マッサージ後にしばらくの期間、体が痛くなったりすること等というイメージがありましたが、明確に説明するとなると難しいです。
そこで、もみ返しとは「マッサージ後にどれくらいの期間で起きるのか?」や、「どのような症状が起きるのか」・「それら症状への対策」について調べてみました。
目次
1.もみ返しの症状
もみ返しとは、マッサージ後に起こる症状のことを指し、大きく2種類の症状があります。
- マッサージをした患部に炎症が起きて痛みが起きる状態
- 老廃物が上手く排出されずにだるい状態
1.の場合は、筋肉痛の様な症状が現れます。
2.の場合は、身体がだるいという症状が現れます。
他にも鼻水・発汗などの症状が出ることもあります。
次からは、これら2つの原因について見ていきます。
2.もみ返しの原因
2-1.炎症が起きて痛みが起きる状態
マッサージが強過ぎて、筋肉が損傷してしまうと炎症が起きます。
強すぎるマッサージを受けると、筋肉が収縮して、筋肉痛が起きることがあります。
他にも、無理な姿勢でマッサージを受けると、無理をした箇所に炎症が起き、もみ返しが発生することがあります。
2-2.老廃物が上手く排出されずにだるい状態
マッサージを行うことで、筋肉をほぐして血の流れを促し、老廃物を排出する作用が起きます。
この作用が起きた時に、老廃物が排出されず体内に残ると、だるいという症状が現れます。
だるい症状は、過労やストレスが多いと、現れやすくなり、老廃物の排出機能を高めるために、身体の休息が必要というサインになります。
もみ返しとは悪いイメージを持ってしまいがちですが、この場合は体に対するサインを送ってくれています。
3.もみ返しの期間
もみ返しはマッサージの翌日頃に起きやすいとされています。
一般的に2,3日経過するともみ返し症状は和らいできます。
2,3日経過しても良くならない場合、臓器系が悪かったり、筋肉の損傷が大きかったりする可能性があります。
その疑いがあるときは病院を受診しましょう。
4.もみ返しの対処方法
4-1.炎症によるもみ返しの対処方法
炎症に対しては、保冷剤や冷湿布で患部を冷やしましょう。
保冷剤で冷やす場合は15分以内にし、冷湿布も長期間貼りっぱなしにならないように気をつけましょう。
肌荒れにつながる可能性があります。
炎症が起きているときは、患部を温めるのは良くなく、冷やすことが大切になります。
4-2.老廃物が排出されないもみ返しの対処方法
老廃物が排出されずにだるい状態の場合は水分を摂取し、体を温めてあげましょう。
体を温めると老廃物の排出が促進されます。
具体的な方法は、ぬるめのお風呂にゆっくりつかることになります。
お風呂の前後には、常温の水やお湯を飲むようにしましょう。
5.まとめ
もみ返しとは、マッサージが失敗したような悪いイメージしかありませんでしたが、良い意味もあることが分かりました。
マッサージを受けた後の体の変化に注意して、マッサージをより効果的なものにしていきたいと思います。